↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
218/219

おだんごを食べた日。




さっき悩んだ事を、お話にするために

猫耳のフードの水色の髪の子が来店した。

天国旅行だ、この子。


『なんだか最近ね、ハッピーバースデー夢ちゃんっていう作品のお話を書きたいんだけど、なんとなく速度が落ちている感じがするの。』


水色の天国旅行が、イラストみたいに言う。


いつものファンシーな店内に、いつもみたいに

3色のおだんごを食べながら夢ちゃんがいる。

目を見つめてくれる歌ちゃんがいる。

暖かい飲み物も出してくれた。


飲み物の暖かいは、温かいが正解らしいけど、

そんなもんは知らない。

暖かい、という形の方が好きだもの。

ラブそして、ピーチ。


そうだよ。

これはね、水色の天国旅行のお話。


秋のお昼下がり。

ほにゃーん。と来店した。

そういった言葉が好きだから、

もひとつくらい置いとこ。

んにゃふん。できた。


水色の天国旅行は言う↓


『前にね、なんだか少し自分でも、ちょっとこれ良いかも。なんか泣けるし。みたいなお話を書いたの。それからなんだかそれが基準になっちゃってて……泣かせたいわけじゃないけどね、

なんか良いお話を……って。』


ふーん。

夢ちゃんのおだんごは、3色のおだんごで、

上からピンク、白、緑。

ああ、これ。

このおだんごの色の意味は前にどこかで、何かで、書いたなあ、と、水色の天国旅行は思い出していた。


今、夢ちゃんが食べているのは緑。

上から3番目。

いつの間に?

食べるのはやい。 


そういえば、水色の髪の女の子は、たまに髪が緑色になったりもする。本当に。現実に。


『それでね……んっと。

ねえ、夢ちゃん、歌ちゃん。聞いてる?』


『うん。聞いてるよ。』


『はい。ちゃんと聞いていますよ。

安心してお話してください。』


何も言わないけれど、

お花だって、時計だって、ラジオだって、

お魚さんだって、窓の外の淡い光だって、

水色の天国旅行のお話をちゃんと聞いていた。

そういう世界だったんだよ。ここは。


『それでね、気づけて無かったけれど、

なんだか、かっこつけちゃってたみたい。』


今、涙です。


『前のお話みたいなのを書きたいな、

前のを越えたいな。って。』


はい。ポロリと今、また泣きました。涙。

泣いているのは個人の気持ちで、

それは個人に留まる超小規模な気持ちの

内部反応。


『おだんご食べる?』


こーゆー時の夢ちゃん……。


そして何にも言わずに、

お話を聞いてくれる歌ちゃん。


『それが鎖だと、気づいたの。知ったの。』


水色の天国旅行が↑言う。

この矢印のシステム便利だな。

あまり乱発すると怒られそう。

誰に?

誰にでも。

だけども、お魚が寄り添ってくれた。

お魚だけじゃなかった。


『ただ楽しく遊べていたら、それだけで良かったはずなのにね。変だね。おだんごおいしい。』


水色の天国旅行は

答えを持って、来店してる。

そうなるとこれって良い話でもなんでもなくて、

物語もなんにも。


『あのね、ただ、

大好きな子たちに会いに来ただけだよ』


夢ちゃんがいて、

歌ちゃんがいて、

水色の天国旅行と、

そして、私は地の文です。


作法もなにもねえ。


大切なのはなんだっけ?


ここで、かっこいい事を言う事では無いよ。


ラーメンを食べようね。

お散歩をしようね。


ふにゃほわって = 脱力♡して。てれ。


たくさん遊ぶ事。

それでいーや。

あたたかくて。


金平糖が甘くて。

おだんごが甘くて。




















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。