電気仕掛けの。6
敬礼!
スーパーコンピュータ、キャメロンちゃんの暴走による人間滅亡花粉爆弾危機から世界を救った、コナ隊長率いる、
特殊救難ハイパー救命特別対策特別室チーム。
表彰されました。
電気仕掛けのシャンデリアがかっこよく光る、
なんかすごい場所。
表彰状をもらいました。良かった。
隊員のみんなも、全員かっこよく整列して
ビシッと敬礼をしていて、その整列の中にはもちろん、夢ちゃんと歌ちゃんの姿もあります。
『んふふ。』
によによする夢ちゃん。
表彰状もらえたのが嬉しかったのかな?
『お疲れ様。夢ちゃん、歌ちゃん。
ありがとう。見事な活躍だったよ』
表彰式の後、ざわめく会場で、任務の時とはまるで別人のような優しい赤い瞳をしたコナ隊長が2人に話かけてきた。
『ありがとうございます』
『敬礼!』
外は秋の気持ちのよい夕暮れの風。
微笑む顔は、サンセットの茜色に照らされていて、そろそろ夜の始まりが始まりそう。
もうとっても秋だし。お芋食べたいし、
何よりもすんごく穏やかだった。
『お花見しようね』
の、隊員のみんなとのあの約束のとおり、夜の秋をお花見しちゃえ。お酒とおいしいのをたくさん食べよう。
とゆー流れになりまして、秋に見るお花はどんな感じ?どんな気持ち?夜更かをしよう。
名前の知らないお花が咲いていて、
秋の涼しい風がとても良くて、名前も知らない自然な公園で。まわりは街灯も少なくて、
お星さまキラキラ。
みんなはニコニコで、歌ちゃんはこんにゃくとごぼうと里芋なんかをおいしくどうにかしたものを食べてニコニコした。
夢ちゃんは、お酒をペロペロと舐めながら、
お花を見て、によによ。
ほっぺも赤く、夜空を見上げてつぶやいた。
『滅亡しちゃってたら、みんなでニコニコな、
こんな気持ちのいい夜をできなかったね。』
夢ちゃんの隣で、
お花を可愛く飾った
可愛らしい小さなプレゼントの箱みたいな箱が、
小さくかわいくはにかんだ。
『うん。そうだね。です。』
小さなかわいい箱の背中には
ぜんまいがついていた。




