電気仕掛けの。3
キャメロンちゃんのお部屋までの道のりは
阻止を阻止するために仕掛けられた危険なトラップがたくさん仕掛けられていて、
危険だった。
階段では、電気が消えていて暗闇だし
全ての階段に黒いペンキが塗られていたので、
それはとても危険。
油断をすれば階段の高さの感じや幅の感じがわからないので、足を踏み外したり、転びそうになる。
実際に隊員の1人が転んで足を捻挫した。
『ここは、いいですから。先に行ってください』
『しかし……』
『行って、世界を……救ってください!』
『……その覚悟。見事だ! 敬礼!』
捻挫して動けないのに毅然と微笑む隊員と、
コナ隊長の壮絶なる決意。
涙は流さない。この戦いが終わるまでは。
進むと長い廊下があった。
『長い廊下ですね』
『ああ。長い廊下だな』
隊員が一歩足を踏み出そうとした、
その時だった。
ゴヤーンん。
廊下の天井がゆっくりと降りてくる!
もはや天井は、天井ではなく巨大なプレス機だ。このままでは天井に押しつぶされてしまう可能性の危険性さえある。それはとても危険。
『走れ!』
コナ隊長の号令!
夢ちゃん歌ちゃんは走り出す。しかし、その大声にびっくりしちゃった隊員達は取り残された。
3人は12メートルもの長い廊下を、息を切らしながら懸命に走り、死の危ないトラップをギリギリで回避できた。良かった。
トラップの向こうに取り残された隊員達が叫ぶ。
『ここは、いいですから。先に行ってください』
『しかし……』
『行って、世界を……救ってください!』
『……その覚悟。見事だ! 敬礼!』
……振り向くな。涙はまだ流さない。
数々の犠牲を出しながらもついに
キャメロンちゃんのお部屋の前にたどり着いたコナ隊長と夢ちゃん歌ちゃん。
鍵の閉まっていたはずのドアが、
まるで3人をお部屋の中へと招き入れるように
ぎいー。
っと不気味な音が鳴りそうな雰囲気で
ゆっくりとオープンした。




