電気仕掛けの。1
穏やかな昼下がり、秋だもの。
歌ちゃんは、ぷわわんとサメさんクッションに包まれて読書を眼鏡してる。
夢ちゃんは甘いの食べながら、暖めカルピス。しばらくほっぽいていた知恵の輪を寝癖。
穏やかな秋さがり。昼下がりの。
を、切り裂いたのはラジオからの緊急ニュース。
ラジオ:「速報です。先程、スカイと名乗る謎の組織から犯行声明がとどきました。」
切り裂かれました。
夢ちゃんも歌ちゃんもラジオを見る。
ラジオ:「本日、午後6時、世界中に爆弾をばら撒く。と、スカイは言ってきました。これはとても大変な事です。速報でした。」
大変な事になりそう。
金魚鉢の中のお魚さんも難しい顔をしていた。
ぴんぽろりん♪
ドアチャイムが聞こえて、ショップに誰か来たみたい。
——
『ラジオのニュースを聞いた?
大変な事になっているんだ。』
赤い瞳をキリッとクールにさせて、
来客者は真面目な顔をしていた。
『はい。世界中に爆弾をばら撒くとか……』
『やだな。怖いな。』
夢ちゃんも歌ちゃんもいつになく真面目な感じ。
『私は、公安特務救難特殊対策班のサラ……
コナ隊長です。ふたりを今回の犯行を阻止する隊員に任命。特殊部隊に召集します』
『え?』
『いいよ』
突然の特殊特別部隊への召集にびっくりする歌ちゃん。簡単にオッケーする夢ちゃん。
『とにかく時間が無いんだ。いちごーまるまる時には、作戦開始。ここを出発する。
準備してくれ』
『……はい。
今回はそういう感じなんですね了解しました。』
歌ちゃんは任務の重大さをすぐに理解して
作戦への参加を決めた。世界を救うため。
『敬礼!』
夢ちゃんはやる気だ。世界を救うため。
コナ隊長はふたりの頼もしい感じを見て、
ふ。と一瞬だけ優しい目をした。
だけどもすぐに厳し気味の表情に戻って立ち上がり。窓の外を見ながら言った。
『今回の任務は過酷。厳しい戦いになるだろう……心残りの無いように、準備してくれ』
『……はい。』
『敬礼!』
生きて帰れる保証はどこにも無いのだ。
歌ちゃんは、お花さんたちにピンクのパンダさんのジョウロでお水をあげて呟く
『……行ってきます』
夢ちゃんは金魚鉢のお魚さんに、
お魚さんの大好きなご飯をあげた。
『敬礼!』
そして、いちごーまるまる。
特殊救難特別対策爆弾阻止作戦開始!




