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13階段。解決編。



海の近くの街。


13階段。


『ケガ人続出。まずはそこから、まあ、説明するまでも無いアレなんだけど、答え合わせ?

しますね、シーナ博士。』


『ムー君。君は本当に脅威だなあ。』


『階段は石で出来ています。

古くなります。以上です。』


『なるほど。そうだったのか! 』

 

シーナ博士が指をぱっちんこした。


どこかで猫が、にゃーん。と言った。


『それでつまづいたりする人がいた。

とゆーだけなんですね。全くもう。』


ムー君は、普通。


『つまりムー君。階段の、それぞれのステップ面が経年劣化により風化。風化? 劣化?

欠けたり、削れたり、そうする事により天板面?踏面?まあ、そのあたりのサイズが微妙に変化し、それは目視では気づかない程の僅かな変化。それであるがゆえに、つまづいたり踏み外したりする、つまり目視あたわず。足元不注意。

人の感覚の諸刃の剣。無意識の思い込み。

つまりムー君。そういう事なんだな?』


謎解決編ぽい動きをしながら、自分自身にも言い聞かせるようにシーナ博士はセリフる。


『……これ、今回、長くなりそう? 』


ムー君は、ゆっくりと覚悟を決めた。


『………まさか、オカルトの裏に

そんな謎が隠されていたとは……むむむ。』


目を閉じ、かっこいい感じのシーナ博士。


どこかで猫が、にゃーん。と言った。


『シーナ博士、もういい? 

次は段数変化の謎いきますよ?』


『そうか、まだもうひとつの謎。

それは最大の謎。登りでは確かに13段あったはずの階段が………』

 

『ここに呼びました。』


『え?』


『その段数変化を体験した人を。ここに。今。』


『ムー君……君って人は、本当に……』


『脅威です。現地調査事前に

SNSで探してる旨をばら撒いて、見つけました。呼びました。

それがこちらの3人です。』


『あ。いつの間にか、オカルトの生き証人とも呼べる知らない人が3人いる。いつの間にか。』


ムー君は、証人に質問をする。

その結果、


証人A。

『はい確かに登る時は13段でした。』


証人B。

『はい確かに登る時は13段でした。』


証人C。

『はい確かに登る時は13段でした。』


シーナ博士は、やはり。と言った気持ちで、

困惑の表情をしてみた。


『やはり。』


口にだして言ってもみた。


シーナ博士のそんな困惑をものともしない、

脅威の人は質問を続ける 


『おりる時は何段でしたか?』


証人A。

『1段飛ばしで降りたので、7段でした。』


証人B。

『2段飛ばしで降りたので、5段でした。』


証人C。

『全段飛ばしで降りたので、0段でした。』




『はい。謎は解決しました。シーナ博士。』


ムーちゃんが、振り返り微笑むと、

シーナちゃんは、青い顔をして固まっていた。


『シーナ先輩?』  


ムーちゃんの声に、ハッと我にかえった

シーナちゃん、ヘラヘラあははと笑いながら、


『なあんだ。あはは。なあんだ。

オカルトなんかじゃなかったんだね。』


『良かったです。シーナ先輩も納得した?

じゃあ、私、ドーナツ食べに行きたい。』


シーナ博士的には、ハズレ案件。

トホホ案件なので、何かしらセリフりまくり、

オカルト方面を引きずるのかな?

かわいい。

なんて、考えていたムーちゃん。

そんな予想に反して

シーナちゃんは


『そうだね。そうだね。早く帰ろう。

シーナ的にもドーナツしたいです。』


あっさりしていた。

不自然なほどに。



どこかで猫が、にゃーん。と言った。












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