真夜中のふたり。
AM 2:22。
『なんだかAMて雰囲気好きなんですよ。私。』
『ふーん。そなんだ。
あ、たべっこ水族館みっけ。食べていい?』
『いいですよ。賞味期限、平気かな?』
『もー食っちゃった。』
『……でね、そのAMなんですけど、』
『さっき、ちょうど、ニャンニャンニャンの時間だったよ。見た? かわいかったよ』
『え? 見てないです。てゆうか、今、私はイラストを作成している真っ最中ですので、実は。』
『うん。 なんか忙しそうだね。』
『明日の朝までにこのイラストをですね、投稿しなくてはいけないんですよね。私は。』
『うん。 なんか忙しそう。』
『そこに、友人であるあなたが遊びに来たと。』
『うん。あ、かわいいカラコンみっけ。
つけてみていい? 』
『え? つけちゃうの? 大丈夫なの?
なんかそんなおよそボディにまつわる事なのに、
抵抗とかないの? 』
『もーつけた。見て見て? かわいい? 』
『ちくしょう。私より似合ってます。』
『片目しかつけてないから、世界が歪。
てか、イラストどうなのさ? できた?』
『もう少しです。
今6本目の指を消すプロンプトを。』
『なにそれ。今度の土曜日、暇ある?』
『んーと。今度の土曜日ですか、んーと』
『あ。その話、長くなりそうなら後でいい?』
『え? なんかありました?』
『おトイレ借りるねー』
『オッケー。
歪な世界らしいですから、足元にご注意。』
『うひ。 なんか変なの踏んだ。笑』
『ごゆっくりー。さてと。私はイラストをクリエイティブしましょう。あ。コンテンツポリシー?知らねえよ。オリジナルBLの世界観を象徴する大切な大切なシーンなんだよ。甘えるな。
リトライ。裸くらいでガタガタぬかすな。』
『おトイレお借りしました。
実にいいおトイレ加減でした。』
『いえいえ。ろくにお構いもできず。』
『イラストできた?あ。土曜日の話を。』
『イラストもう少しです。』
『土曜日にさあ、猫カフェに面接行くのね。』
『あら。かわいい。』
『猫耳をつけるんだよ。僕。猫カフェ嬢♡』
『あなたが、猫なんですね?
なんて素敵なコンカフェ。』
『だから、お店に遊びに来て?』
『なんて甘え上手な猫ちゃん。』
『きゅるきゅるにゃん♡ 僕を指名してね』
『そんなきゅるきゅるな瞳で見られたら……』
『イラストできた?』
『もう少しです。』




