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今すぐ君に届けたい。




『ワタシ、恋をしている。ます!』


《スターシステム・クロスオーバー》


の女の子が来店した。


名前は、


佐々木小次郎ちゃん。


『もう隠さない、熱いトキメキです。』


『キラキラしているね。』


夢ちゃんは、恋のお話に、興味を示して、

ハッピーターンを、ぱちり。小さく噛んだ。



『きゃ。かわいいです。ドキドキしちゃいます』


歌ちゃんも、恋バナは好きみたい。



『で、で、どんな人なんですか?

小次郎ちゃんの好きな人って…』


青空色のテーブル、

身を乗り出して、目をキラキラさせながら

歌ちゃんが聞いた。


『すっごく……すっごく優しい人なんです!』


小次郎ちゃんの瞳もキラキラ。


『優しい人っていいよね。好き。』


夢ちゃんの親指は、

ハッピタンパウダーでキラキラしている。


『ほかには?ほかには?』


『趣味がですねー、立入禁止の屋上で

空を眺めるロマンチックな人です!』


『きゃあ。素敵です!』


『ロマンチックな人いいよね。好き。』


恋に落ちた瞬間を思い出すかのように、

虚空を見つめ、うっとりとした表情の

佐々木小次郎ちゃん。


おなじく、そのお裾分けをもらって、

うっとりとした表情の歌ちゃん。


親指のハピタンパウダをなめる、夢ちゃん。



みんなキラキラしていて、

お魚さんもキラキラした。



『その人に、す、好きです……

なんて、いつか伝えちゃうんですか?』


赤面する顔をかくして、両手の指の隙間から、

歌ちゃんが聞いた。


『もう好きですって言いました。さっき。』


佐々木小次郎ちゃんが、

恋する乙女のかわいいとこ、

その輝きを破裂させる。


『きゃあ。素敵です。』


『好きな人には、

好きって言ったほうがいーよね。』


夢ちゃんが、親指ペロしながらそう言うと、


歌ちゃんが反応した。


『え?……もしかして夢ちゃん先輩も、好きな人とか、いたりするんですか?』


『うん。いるよ』


『きゃあ。いつの間に。かわいいです。

夢ちゃん先輩。』


『僕、歌ちゃん大好き。』


『え?』


『僕、歌ちゃん大好き。』


そのやりとりを見ていた、佐々木小次郎ちゃんがほわほわ笑顔で言う。


『夢ちゃん先輩も、歌ちゃん先輩も、

大仲良しさんでかわいいです!』


キラキラ。



———


少し落ち着いた頃、

ココアミルクココアを飲みながら、

佐々木小次郎ちゃんは、


『ワタシ、この好き、という気持ちを、

まっすぐに伝えます。』


恋に生きる佐々木小次郎ちゃん。


命は瑞々しく輝きを放ち、

キラキラを限界破裂させる。


『うまく行くように応援してます。ずっと。』


『うん。また恋バナしに来てね。』


夢ちゃんも、歌ちゃんも、

佐々木小次郎ちゃんのキラキラを見ながら、

とても素敵な気持ちになった。



『はい!ワタシ、これからも……


         全力でキラキラします!』



——



空には、燕が飛んでいた——。














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