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悪魔。2



『…お願いします。』


ダンテちゃんは

頭の中が恐怖に支配されているので、

夢ちゃんと歌ちゃんにお願いをして

帰っていった。


——



真夜中の12時が近づいてきた。


鏡をふたつ準備して、その時を待つ。



『—でも、どうやって鏡の中のラビリンスに

入ればいいんですかね?』


悪魔との対面に向けて、緊張する歌ちゃん。


おだんごを両方の手に持った

二刀流の剣士みたいな夢ちゃんが答える。



『出口は入り口だよ。』




真夜中の12時。


歌ちゃんは鏡をそれぞれ向かい合わせにして、

ラビリンスを作り出す。


無限に続く迷宮の入り口、


反射する湖みたいな表面に

そっと触れる。


静かに広がる波紋。



——



『ここが……』


歌ちゃんがあたりを見回す。


『ラビリンスだね。大成功!』


二刀流、夢ちゃん。


『…悪魔、今は見えませんね。』


『うん。しばらく待ってみようか。』


鏡と鏡の境目。

そこに夢ちゃんと歌ちゃんは座り、

悪魔を待つ。


『………』


エクソシストの映画を

見る時間が無かったな、

大丈夫かな。


歌ちゃんは今回、何の事前準備も出来なかった。

不安になるのも仕方ない。



『うとうと。』


『?』


『ねむねむ。』



物語が、ラビリンス突入してこれからだ。

とゆー感じなのに、

夢ちゃんが、うとうとし始めた。


『夢ちゃん先輩、眠いですか?』


『うん。うとうと。』


『私、見てますから、

少し眠っていいですよ。』


『ごめんね……すやすや。

ありがと………すうすう。』



ああ、そっか。


真夜中の12時。


こんな遅い時間だもの。



——



そして、冒頭の


さかさまの


『。すまいざごうよはお』


『。ーよはお』


に繋がる。




『おはようございます。』


『おはよー。悪魔来た?』



そんな長くは寝てません。


15分くらい。



『まだですねー。』


『んー。じゃあこっちから迎えに行こう』

 

『迎えに?』


『迷子になってるかも。』


『はい。』


無限に続く鏡と鏡、

その先の鏡。


夢ちゃんと歌ちゃんは

悪魔を探して歩き続ける。



いくつの鏡を通り過ぎたのかな?

少し先のほうに、


……何かがいる。



『……悪魔…』


『悪魔みつけた。』


思わず身構える歌ちゃん。


夢ちゃんは、トコトコと歩いて、


悪魔に優しく声をかける。



『お名前いえる?』


膝を抱えて、シクシクと泣いていた悪魔は、

夢ちゃんを見つめて言った。


『悪魔。』


『なんさい?』


『わかんない。』


『どうして泣いていたの?』


『…出口がわかんなくなっちゃった。』


『もう大丈夫だよ』


『…ほんと?』


『ほんと。』



夢ちゃんは微笑む。



『おだんごたべる?』



——























 






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