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悪魔。1



『。すまいざごうよはお』


『。ーよはお』



もうダメだ。


結末から最初に申し上げますと、

夢ちゃんと歌ちゃんは今、鏡の中にいます。


なので、さかさまなのです。


ですが、すでに心が折れました。


なので、ここからは

さかさまをさかさまにしますので、

どうぞよろしくお願いします。



——



《悪魔狩りの女の子》が来店した。


名前はダンテちゃん。


ダンテちゃんはこないだ、

古本屋さんでたまたま見つけた


《悪魔を呼ぶ方法》


とゆー絵本にハマった。


真夜中の12時ちょうどに、鏡をふたつ。

それを向かい合わせにして、

鏡の中にラビリンスを作り出す。


目を閉じて、いち、にい、さん。


目を開けると、ラビリンスの奥から、

悪魔が現れる。という悪魔召喚術。


半信半疑ながらも、やってみたら

本当にラビリンスの奥から

悪魔がこちらに少しずつ近づいてくる


本能的に恐怖を感じたダンテちゃんは、

思わず鏡を伏せてしまった。


——


『伏せた鏡の中、

すぐそこに悪魔がいるかもしれない……』


ダンテちゃんは怯えている。


『怖くて怖くて、でも、

鏡を覗いて見る勇気も無いし…

今ではもう、全部の鏡が怖くて……』


とゆー事なのだ。



『そうなんですか。

全部の鏡が見られないなんて……』 


歌ちゃんはダンテちゃんの置かれた現状に

心を痛める。


『髪の毛にリボンがつけられなくなっちゃうね』


そのとおりです。夢ちゃん。


『悪魔の正体……もしも悪い子なら、

封印したりをお願いしたいのです。』


ダンテちゃんが言う。



『悪魔の封印……』


エクソシストの映画を見て勉強しなきゃ……


と歌ちゃんが考えていると、



『僕たちが、悪魔に会ってお話を聞いてくる』



夢ちゃんが言った。


たまに見せる、キリッとした表情。



『悪魔に……お話を聞く?』


ダンテちゃんが、さらに怯える。


『そんな…悪魔とお話するなんて……

食べられちゃうかもしれない』



人間が本能的に恐怖する者。



『悪魔』



見たこともないくせに。



『大丈夫だよ。

たぶん、悪い子じゃないから。』


夢ちゃんは揺るがない。



『わかりました。』



夢ちゃんの表情を見た歌ちゃんが、


心のあり方を決めた。



『鏡の中のラビリンスに入って、

悪魔とお話してきます。』







 







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