ミラクルナイト・ロケンロカーニバル!
『ロケンロしようぜ!』
『ロケンロ、したいですね。』
『こないだの夏フェスでの、マシンガンエチケットのギグを見たかよ? 私、見に行ったの。
燃え、燃え…俺っちは、魂に点火したぜ!』
『かっこよかったですよね』
『俺っちは、TMGEを超えるぜ!』
『じゃあ練習してみましょう。』
—ロケンロをするための特訓が始まった。
『まずはお酒。』
『まず最初にお酒なんですか?』
『ウイスキーとかが望ましい』
『僕たち、お酒飲めないじゃないですか』
『そこは、お前アレだよ。
ロケンロの気持ちで飲酒の練習をするんだぜ』
『いきなりウイスキーとかは怖いので、
甘酒とかから初めてみませんか?』
『甘くておいしいね。飲酒クリアだぜ』
『ロケンロですね』
『次は革ジャン』
『どこで売ってるんですかね?』
『…わかんないなあ。見たこともないし』
『お母さんに聞いておきます』
『うん。じゃあ革ジャンはとりあえず保留ね』
『次はギターを燃やす』
『え?燃やしちゃっていいんですか?』
『だってロケンロなんだもの』
『ライブハウスの人に怒られないですかね?』
『常識に中指を突き立てろだぜ!』
『あ。それすごくロケンロですね。かっこいい』
『TMGEのインタビューに書いてあったんだよ』
『ロケンロですね!』
『ロケンロだぜ!』
『次はお客さんを煽る練習』
『え?煽っちゃっていいんですか?』
『だってTMGEがやってたんだもの』
『どんな感じでした?』
『カモンベイビー!』
『あ。かっこいいです』
『ペットボトル投げんなよ』
『なんですか?それ』
『お前が飛んでこい』
『あ!それ、すっごくかっこいいです!』
『ね!魂が燃えるよね』
『大バーニングですね!』
『そろそろだいぶロケンロしてきたかな』
『もうずいぶんロケンロですよ』
『うん。じゃあ明日のライブ頑張ろうね』
『たまに、だぜっ!て言うの忘れてますよ』
『え?ほんと?ありがとう。気をつけるぜ』
『ロケンロだぜ!』
『ロケンロだぜ!』
——
ライブは…
全てのお客の魂を、大バーニング!
新たな伝説の始まり
大熱狂のロケンロカーニバル!
大成功した!
『ロケンロだぜ!』




