10-3
ウィスラ城塞が落ちたという報告を聞いて、エドウィンはただ言った。「下がれ」
使用人が退室してから、シーデが聞いた。「大丈夫?」
エドウィンが言った。「俺の負けだ」
「従兄さん、証拠はあなたを完全に追い詰めるには足りない」
「ラヴェニの動き方は俺がよく知っている。彼女がこの手を切るということは、他の面でも手が打ち終わっているということだ」
シーデが言った。「ラヴェニがそこまで優れているとは思わない」
「俺の方が彼女をわかっている」
シーデも退室させてから、エドウィンは途中だった軍略牌の続きをした。
ラヴェニがサイフィ学院に入学してから、彼は誰とも軍略牌を打っていない。いつも一人で自分と対戦する。この種の牌局では、もはや彼に勝てる者がいなくなっていたからだ。
軍略牌では、無双の戦士を選ぶか、智謀の軍師を選ぶかを決める。
エドウィンはいつも戦士を選び、ラヴェニはいつも軍師を選んだ。
現実ではそれは逆転しているように見えた。貴族社会では誰もが知っていた、ラヴェニ・ロゼンは傑出した戦士で、魔法も武術も突出しており、エドウィンは謀略の人だと。
陰でこう笑う者もいた。エドウィンは恵まれた生まれながら、実力はなく、家の後ろ盾だけで威張っているのだと。
幼い頃のエドウィンは不満を覚えて実力を見せたいと思ったこともあったが、次第に低姿勢でいることの重要性を理解していった。決闘ではわざと負け、それほど脅威に見えないようにした。
それでも、ある危険性を軽く見ていたのは否めない。
ドラリスを連れ去った瞬間、気づいていなければならなかった。金髪碧眼、無邪気に見える目の奥に利発さを潜ませた顔立ち、それは初めてラヴェニに会ったときに受けた印象と同じだった。
あのとき父親が遠くからラヴェニを指さして言った。「あの娘が、将来お前の手元で最も重要な一手になる」
ラヴェニは隠された二大青血貴族の血を引く娘で、あらゆる面に絶対的な天賦を持つ。しかし彼女が「生み出された」目的は、この牌局の中で端の一手を演じることだった。武器にも兵卒にもなれる、だが決して指揮官にはなれない存在として。
ラヴェニがますます美しく育ち、その際立った容姿すらも武器に変え、澄んだ目で自分を偽装しながら、水面下で自分の牌を並べているのを見ていると、エドウィンは幼い頃を思い出した。軍略牌の打ち方を彼が教えたとき、八歳のラヴェニは牌を手に持ちながら、唇の端に謎めいた笑みを浮かべて、ちらりと彼を見た。
あのとき、見透かされたと感じた。
二人の仲がまだ悪くなかった頃、家の帰り道で彼はこっそりラヴェニの手を引いたことがある。ラヴェニの小さな手が彼の手を握り返して、甘えるように棋盤で遊びたいとねだった。甘い声に心が溶けそうになるのを隠しながら、エドウィンは心の中で思っていた。ラヴェニを花嫁にしよう、と。彼女は世界で最も賢く、最も美しい人間だ、と。
父親はラヴェニを四王子か他の高位貴族を誘い込む餌として使うと言っていたが、エドウィンはいつも心のどこかで、最終的にラヴェニは自分のもとへ戻り、妻になると思っていた。
成長するにつれて、矛盾が生まれていった。表向きはエドウィンが青血貴族の御曹司で、ラヴェニはクランシュ家系下の小さな紅血貴族の娘として、身分の高い貴族の子どもたちにいじめられることも多かった。その場面に出くわすたびに追い払ってやると、ラヴェニは感謝の素振りもなく、彼の手を払いのけて言った。「あなたがお父さんと一緒にやってる悪いこと、知ってるんだから! そういう人と友達でいるつもりはない!」
ラヴェニの目が少し赤くなっていた、うさぎみたいに。
エドウィンが知っているうさぎといえば、狩猟場で仕留められる獲物か、飼われているペットだ。
ペットを飼ったことがなく、手のひらに乗せて慰める方法を知らなかった。怒っている小動物に対する本能は、屈服させることだった。
このことを知った父親は、エドウィンを書斎に呼んで、背を向けたまま、二時間、一言も言わなかった。
最後にようやく口を開いて言った。「お前は彼女を助けた」
「そうです」
「何を得た?」
何も得なかった。
家族の教えはこうだった。善人にも悪人にもなるな、最大の利益を得る人間になれ。だから王室の側につくこともあれば、裏で王室を裏切ることもある、状況次第だ。しかしその言葉を言った父親自身は、王位を簒奪する道を選んでいた。
父親の息子として、望まなくても逃げられない。
結局のところ、彼の血統こそが彼を指揮官の牌にするのだから。
成長してから牌卓で対決したとき、ラヴェニは手牌を崩した後、無造作に牌を散らして言った。「あともう一歩で勝てたのに」
エドウィンが言った。「負けは負けだ」
「あなたは牌卓の勝負しか知らない。現実の世界には、もっとあなたの知らないことがたくさんある」
この一言が、エドウィンの心の奥底に深く刺さった。
詩の言葉を借りるなら、誰もの心は一つの湖で、ラヴェニはその中に投げ込まれた小さな一粒のダイヤモンドのようなものだった。一人でひっそりと輝いている、見ようとしなければ見えない。
それでも彼は自分の選んだ道を歩き続けた。
「従兄さん」
引き返してきたシーデを見た。
シーデが言った。「婚礼の招待状が届きました」
エドウィンは招待状を受け取った。
八歳の頃の彼なら、きっとそれを引き裂いていた。
十八歳の今、彼は招待状をしまって、シーデに言った。「祝いの品を用意しろ」
シーデが躊躇いがちに聞いた。「まだ式に出席するおつもりですか? あれは罠でしょう」
「命令だ」
「承知しました」
シーデが退室してから、エドウィンは乱れた牌を眺めて、手を一振りした。熱も煙も出ない黒魔法の炎が、最後の指揮官の牌までも焼き尽くした。
外では花びらが天を覆い、その甘い香りが聖女現世の知らせをかき消していた。
今この瞬間、最も重要なのは、あの婚礼だ。




