第55話 我が家の家族はそれぞれに
こんにちは!江東海です!
皆さんこんにちは。信濃秋広です。
海:副会長。本日はお越し頂き、ありがとうございます。
秋:私こそ。お招き頂き、光栄です。
海&秋:………………。
海:すみません、副会長。いつも通りやって構いませんか?
秋:はい。構いませんよ。
海:はぁぁ…良かった!副会長ですし、真面目にやろうかなって思ったんですけど、なんも浮かんでこないんで困っちゃいまして…
秋:お気遣いなく。むしろ、構えさせてしまって申し訳御座いません。
海:いえいえ!謝ることでもないですよ!それより、副会長って普段は何してるんですか?
秋:普段の業務は他の役職から上がってきた書類に目を通してます。他にも企画の整理、投書の確認、先生方との打ち合わせ等ですね。
海:なんか…忙しそうですね…
秋:これも務めですから。当然です。
海:会長は?
秋:……会長は…最低限だけを知らない内にやって、いなくなります。
海:……お察しします。
秋:痛み入ります。
海:ではそろそろ。
秋:はい。
海&秋:それでは本編をどうぞ。
前回のあらすじ
格ゲー最強決定戦!勝者は立花君!
格ゲーが終わった後、私達は他にも時間の許す限り施設内をまわっていった。
バスケのシュートゲームにUFOキャッチャー、リズムゲームにカードゲーム……等々。気付けばもう夕方になっていた。
「あー…!あっそんだぁ…!」
「ゲームっていっぱいあるんだねぇ…!」
「灯ちゃん!また来ようね!」
「うん!」
私は、満足そうなホクホク顔の灯ちゃんと並んでアミューズメント施設を出た。
「くあぁ…!!マジで遊んだぁ…!」
「いや、本当にそうだね」
「…疲れた」
私と灯ちゃんの後ろを男子三人が並んで出てくる。三人も満足しているみたいだ。なによりなにより。
「皆はこの後どうすんの?」
「この後はヨシん家行って泊まりで遊びだ!」
「そうなの!?楽しそうじゃん!」
「違うよ。賢也の課題を教えるんだよ」
課題…
「ちょっとは遊ぼうぜー!?」
「散々遊んだよね?元は賢也が助けて欲しいって言ってきたのに」
「そーだけどさー…!」
大変そうだなー…私も人のこと言えないけど…
「海ちゃんはどう?」
「あはは…昨日までの疲れでなんもしてない…」
「今日この後教えてあげよっか?」
「ホント!?ありがとう!」
流石マイエンジェル!ホント女神!
「じゃあ灯ちゃんの家行ってから私の家来る?」
「うん。そうしようか」
「えぇ!!俺もそっちがいい!」
「ぶー…!男子禁制ですぅ!」
「えぇー…!!いいじゃん!」
「賢也は大人しくこっちだよ」
「やだぁ!!俺も河辺ちゃんに優しく教えてほしぃ!」
へっへっへぇ…いいだろー!と言いたいところだけど、灯ちゃんも結構スパルタではある。本人には言わないけど。
「そんなことを言うならもう僕は教えないよ」
「あぁ!悪い!もう言わない!ヨシ!いや!良春様!すいませんでした!」
「うん。よろしい」
そんな感じで私達は別れてそれぞれの目的地に向かったのだった。
灯ちゃんの家を経由して私の家に向かう。私は灯ちゃんのお泊まり道具を持って、二人で我が家に向かう。
「そう言えば、海ちゃんの家は久しぶりだねぇ」
「そうだね。受験以来?」
「んー…そかも。あの時期は良く泊まってたねぇ」
「その節はとても助かりました…」
「いいよ。灯も、海ちゃんと同じ高校行きたかったもん」
くぅ…親友冥利に尽きるねぇ!超かわいい!
「海ちゃんのお母さんは元気?」
「超元気だよ。今日は帰って来ないと思う」
「凪くんは?」
凪と言うのは私の弟だ。現在中学三年生。去年の私と同じく受験生だ。
「凪も元気だよ。今日は…起きたらいなかったけど」
まぁ、どっかで受験勉強してんだろうと思う。
「そっかぁ…お父さんとは連絡取れてるの?」
「相変わらず。入学前に一回連絡来たけど、今はまた音信不通だねー」
「そうなんだね。灯、なんだかんだで一回も会ってないから、会ってみたいなぁ…」
私の家庭は別に複雑な事情があるわけじゃない。ママはただ忙しいだけだし、弟とは普通に仲がいい。パパは…ちょっとどっか行ってるだけだ。まぁだけだって言うレベルじゃないんだけど、ママには連絡が定期的に来てるらしいし、無事ではあるんだろう。
「それは正式に私の嫁に来てくれるってこと!?」
「あはは…違うよー…」
「もー…いけずー」
そんなに否定されるとますます燃えちゃう!あ、これじゃ会長みたいだ。自重しよう…
そんなどうでもいい話をしていたら、私の家に着いた。
「とーちゃーく!いらっしゃい!灯ちゃん!」
「お邪魔します」
そういいながら家のドアノブに手を掛けた時、家に鍵をかけたのを思い出した。しかし、記憶に反してドアが開いた。
「あれ?誰か帰って来てる…ただいまー!」
「おかえり。海。あら!灯ちゃんも一緒なの!?」
「ただいま。ママ」
「お邪魔します。渚さん」
家に入るとママがいた。
「ママ、今日は帰らないんじゃないの?」
「ちょっと荷物とりにね。またすぐ行くわよ。そ、れ、よ、り、もー…灯ちゃーん!久しぶりね!」
ママは灯ちゃんを見てテンションを上げた。ママも灯ちゃんが大好きだ。
「はい。お久しぶりです。お元気そうで何よりです」
「元気よー?灯ちゃん見てさらに元気出ちゃった!」
「あはは!それは良かったです」
「今日はどうしたの?家の子になる?」
流石ママ。脈絡が怪しい。
「今日は海ちゃんの課題の手伝いをしに来ました」
「そうなの!海のこと、ビシバシしばいてもいいわよ」
しごくね!?しばくだと意味変わるからね!?あ、でもちょっと気になるかも。
「まぁ海ちゃんはやれば出来るから、大丈夫だと思います」
「はぁ…!灯ちゃん優しい!まぁゆっくりしていって頂戴。海。私はもう行くから、灯ちゃんを襲っちゃダメよ?」
ママは実の娘をなんだと思ってるんだろ…
「善処するよ」
「海ちゃん!?」
まぁ私も大概だけど。
「じゃあね。あ、凪も今日は帰らないらしいよ。晩御飯は作ってないから、好きにしていいよ」
「はーい!いってらー」
「渚さん、いってらっしゃい」
「行ってくるね!灯ちゃん!」
「私は!?」
「冗談よ。いってきます」
そうして、ママは家から出ていった。その後、私と灯ちゃんでカレーを作って食べてから、課題に手を付けてから、最後はお喋りして夜を過ごしたのだった。
海&秋:第55話を読んで頂き、ありがとうございます。
海:生徒会って強制なんですか?
秋:いえ。主席と次席に最初に声が掛かるというだけで、強制ではありません。
海:へぇ…よく続きましたね。
秋:…任せては置けなかったので。
海:あー…部長さんは?
秋:彼はあれで真面目ですが、部活動がありますからね。
海:じゃあ、最初は大変でしたか?
秋:いえ。先輩方が優秀でしたので、仕事は問題なかったですね。
海:それは良かったですね!
秋:ただ同級生というせいか、会長の手綱を任されてしまったのが一番大変でしたね。
海:…苦労してたんですね…
秋:性格以外は優秀なんですがね
海:それが一番の問題ですね…ではこの辺で。
秋:そうですね。
海&秋:次回もお付き合い頂ければ幸いです。




