第46話 出だしは好調に
こんにちは!江東海です!
おっす!結城賢也だ!
海:えっと…今回は馬鹿担当の賢也君です。
賢:俺は馬鹿じゃねぇよ!?
海:いや、そこは認めよ?
賢:嫌だ!せめてイケメン担当にしてくれ!
海:全然譲歩されてないから!それにイケメン担当は青井君がいるからダメ。
賢:じゃあスーパーイケメン担当。
海:その言い方がもう馬鹿っぽいよ…
賢:なんでだよ!?
海:まぁもう本編行こうよ。
賢:納得いかねー…
海&賢:それでは本編をどうぞ!
前回のあらすじ
個人最終種目決定!ケリつけてやるんだから!
私と会長はバスケのコートで見合っていた。
「これでようやく白黒付きますね」
「同感だね。ボクも海君とはケリを付けたいと思っていたよ」
会長は準備OKみたいだ。もちろん私も。
「では、最終種目のルールを言います。30分の時間制。得点差終了なし。コートは半面のみ。後は通常のバスケのルールに乗っ取ります」
副会長さんがルールの説明を終える。まぁ要するに一つのゴールとボールを奪えばいいわけか。
シンプルでいいね…
「では先攻後攻を…」
「それは海君が先攻でいいよ」
へぇ…
「それは嘗めてると受け取っても?」
「いやいや、上級生としての譲歩だよ」
「わかりました。では甘えさせてもらいます」
そうして私が先攻と決まった。会長が私にボールを渡す為に位置に付く。
「では…始めっ!」
副会長さんが宣言すると同時に、会長は私に向かってボールを投げる。私はそのボールを受け取った瞬間…
「はぁぁぁぁっ!!」
大きくバックステップしてゴールに向かってボールを投げた。
「はっ!」
会長は私の行動を予想していたのか、大きくジャンプした。だけど…
それは届かないよ。会長。
会長の指先の少し上を通過し、ボールはゴールに向かう。
ガシャン!パスン…
「しゃあぁ!」
まずは先制点。
「ふふふっ…まさか読んでいたのに入れられるとはね」
「私の運動神経嘗めすぎですよ」
「そんなつもりはないよ。純粋な運動能力は海君の方が高いということだよ」
「諦めますか?」
私はそんなつもりがないとわかりきった上で聞いた。
「わかっているだろう?一つ能力が劣っているなら別で補うだけだよ」
「それでこそ会長です」
「さぁ!ボクのターンだ!」
「それはアウトですよ!?」
私は突っ込んだ後、ボールを受け取り、スタートポジションに。
「じゃあ、行きますよ?」
「いつでも」
会長の言葉の後、一呼吸置いてボールをパスする。
さぁ…どう来るっ?
私は意気込んだ時、会長はボールを受け取り…
うご…かない…?
「何をそんなに見つめているんだい?」
会長の声が後ろから聞こえてきた。
「なっ!!」
パスン
「さぁ、これで同点…いや、さっきの海君はスリーだから一点差かな?やれやれ、ボクがまだ負けているとは流石海君だ」
コイツ…!
「そんなわかりやすい煽りには乗りませんよ。…更に点差開かせてやりますよ!」
乗っちゃったー…
「あははっ!期待はしないよ!」
さて、私の番か…
会長が私にボールをパスする。
「せりゃぁぁ!」
「っ!?」
私はもう一度大きくバックステップでボールを投げる。しかし今度は直接は狙わなかった。
ダンッ!ガシャン!パスッ…
ボールを大きくバウンドさせてのシュート。いつかやったやつの低空バージョンだ。
「あははっ!そう来るか!予想外だったよ!いや、一度見ていると言うのにねぇ!」
「四点差ですよ。どうしますか?」
「ふふふっ…全力を尽くす。それ以外ないね」
今のところリードしてるけど、私の手の内が無くなるほど不利になる。何とかして会長の種を明かさないと…
この勝負、私が会長の手の内を暴くことに懸かってる!
私はこの勝負の本筋をそう思い、次は騙されないよう会長を見つめる。
「ふふっ…照れるね。早く投げてくれないかな」
「わかってます…よっ!」
私はパスを出し、会長が受け取る直前に突っ込んだ。
受け取ると同時なら…!
「むっ!?」
「はぁぁっ!」
ボールを奪おうとした手が空を切った。
「ちいぃっ!」
「はははっ!甘い甘い!」
パスン
また二点。私と会長は二点差になった。
スリー入れられないわけじゃないくせに…完全に遊んでるな…?
「ふむ…点差が開く一方だね。どうしようか?」
「微塵も思ってない台詞を堂々と言わないでください」
「ふふっ!いやいや、悪いね。楽しくてつい」
「その軽口、今に黙らせます!」
「リードしてるのに余裕がないのだね」
「会長相手に余裕かませませんよ」
「やはり海君は面白い。ボクは随分楽しいよ」
さて…次は……
今度の私はバックステップなしで上に高くボールを投げる。そして私はその場に留まった。
「…?…まさか…!?」
会長は驚いた様子で見上げる。私はその隙を突いて会長を抜き去った。
「しまった…!」
もう遅いよ、会長
高く上げられたボールは天井でぶつかるとゴール付近に落ちてきた。
「そりゃぁぁぁ!」
私は落ちてきたボールを空中で受け取り、ゴールに叩き込んだ。
これで二点…四点差か…
「はははっ!まさか海君がフェイントを挟むとはね…」
「フェイントも大事だと目の前の人に教わりましたからね」
「そうか。ボクのせいか。ふふっ。すっかり騙されてしまったよ」
「まだ始まったばかりですよ?もっと悔しがらせてあげますよ」
「それは楽しみだね」
そう、まだ始まったばかり。油断するのはまだ早い…
海&賢:46話を読んで頂き、ありがとうございます!
海:やっぱり会長強いねー。
賢:いや、開幕早々江東ちゃん何してんの?俺の知ってるバスケじゃなかったぞ?
海:え?普通にシュートしただけだよ?
賢:ぜってぇ普通じゃねぇから!
海:普通じゃないのは会長だよー。目の前から消えるんだよ?
賢:どっちもどっちだわ!二人とも“シンガイ”だわー…
海:それを言うなら人外…いや、それが心外だからね!?
賢:え?
海:え?
海&賢:………。
海&賢:じ、次回もお付き合い下さい!




