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日々は楽しく色鮮やかに  作者: 明日葉 晴
球技って、人の安全に気を使うよね
44/61

第44話 基本ルールは大事に

こんにちはー!江東海です!

こんにちは。河辺灯です。


海:えー、今回から私が固定で、後はゲストのように交代して前、後書きを進行します。

灯:出てくる人が少ないから一人ずつだとすぐ回っちゃったからねぇ。

海:厳密には全員がやった訳じゃないしね。先生とか。

灯:早乙女先生は本編でも絡んだし、出ても良さそうだけど…

海:まぁ先生は若干恥ずかしがり屋だから。それに、道に迷って来れなさそう。

灯:それは確かにあるかもね…

海:その辺は置いといて、本編にいこうか。

灯:置いておくんだ…


海&灯:それでは、本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 球技大会最終日!一回戦の種目発表…




 ボーリング場に着き、待機。最後に副会長さんが来て、全員がいることを確認して拡声器を構えた。


「皆さんお揃いのようで、迅速な移動、ご協力感謝します。では、着いた順で番号札が配られているはずです。お持ちの番号が振られているところに移動して下さい」


 私は…あそこか。


 私が席に着いた途端、同じ枠であろう人達が騒ぎ出した。


「マジか…」

「あの化け物が同じレーン…」


 その騒ぎを聞いた他のところもそれぞれざわついた。


 私ボーリング知らないんだよなぁ…


「では、メンバーが揃ったところから随時始めてもらって構いません。球技大会、個人種目、第一回戦始め」


 副会長さんの合図と共に、それぞれ動き出すと思った。それでどういうスポーツか見ようと思ったのだけど、何故か誰も動かず、皆が私のことを見ていた。


 何…?


「何してんだ?お前トップだぞ。早く投げろよ」


 痺れを切らしたのか私と同じとこの人の一人が言い出した。確かにスコア画面っぽいのには私の番号が一番上にあった。


 えー…


「おい、早く」


 再び催促され、私は仕方なく前に出る。が、ここからどうすればいいか全くわからない。


 どうしよ…


 そんなとき、私の耳に天使の声が届いた。


「海ちゃん!ボールを投げて、奥に立ってるひょうたんみたいなのを倒せばいいんだよっ!」


 灯ちゃん…ありがとう…!


 私は灯ちゃんの指示に従って、ひとまずボールを取った。


 重っ…これ投げるの?えっと…一番軽いのは…これか…やっぱり重いけど…しょうがない…


 ボールを選び、私は自分の場所の前にある投球場所に立った。


 線が引いてあるってことはこっからか…よしっ!


「せやぁぁぁ!」


 私は思いっきり振りかぶり、ボールを()()()


 ガコォォンッ!


 ひょうたんは見事に全部倒れる。


「しゃあっ!」


 私の声が場内全体に響いた。そして、声が響いたことに違和感を覚えて周りを見渡すと、その場にいた生徒全員プラス、ボーリング場の職員と思われる人までもが私に注目していた。


「わぁっ!海ちゃん凄いっ!」


 ただ一人、灯ちゃんを除いて。


 あっれぇ…?私なんかした?


 全員が全員、驚いたような、怯えてるような、そんな顔をしていた。


「はぁ…全く…」


 呆れ顔の澪が近付いてきた。


「海、ボーリングは()()()()()を投げると言うのよ」


 え?


「澪、それほんと?」

「本当。知らなかったの?」

「知らなかった。そもそもボーリング初めてだし、ルールも知らない」

「それならそうと早く言いなさい」

「だって…恥ずかしいじゃん」

「この状況の方がよっぽどだと思うわ」


 まぁ…確かに…


「ぷっ…」


 会場が静まりかえってる中、不意に吹き出す音が聞こえた。


「あはははははっっ!もう無理っ!我慢出来ねっ!えっちゃんヤバっ!もぉ面白過ぎる!」


 見ると部長さんが大笑いしていた。それはもう盛大に。


「あははっ!いいデモだったじゃん!はー面白!なぁ?秋広?」

「そうですね。江東さんの能力は承知してましたが、あまりに予想外過ぎて驚いてしまいました」

「あぁ、全くだよ!流石海君だね!」

「会長、普通に出てこれないのですか?」

「普通はつまらないだろう?」

「そういう問題ではありません」

「死活問題だよ。さておき、さぁ皆!海君のパフォーマンスは充分楽しんだだろう?時間もないから試合をしようじゃないか!」


 その一言で参加者は我に返ったのか、それぞれボールを持ち、ボーリングを始めた。というより、会長が仕事したことに私は驚いた。


「ほら海、見なさい。あぁやるのよ」

「わ、わかったよー…ありがとね、澪」

「いいわ。海に驚くのも今更な気がしてきたし。じゃあ戻るわね」

「うん。応援よろしく!」

「はいはい」


 澪が応援側に戻っていき、私も自分の場に戻って行った。余談だけど、戻ったら私と同じメンバーは震えていて、私は職員さんにかなり怒られた。

海&灯:44話を読んで頂き、ありがとうございます!


海:ボーリングって、ややこしいね。

灯:えっ?投げてピン倒すだけだよ?

海:あ、あのひょうたん、ピンって言うんだ。

灯:やっぱり知らなかったんだね…様子見て、ボーリングやったことないんだろうなって、思ったけど。

海:流石、灯ちゃん!私のことわかってる!でも欲を言えば、投げるじゃなくて転がすって言って欲しかったよ…

灯:そ、それは…ごめんね?

海:灯ちゃんならなんでも許しちゃう!

灯:ありが…とう?

海:どういたしましてっ!じゃあ今回はこのくらいにして…


海&灯:次回も引き続き、お付き合い頂ければと思います!

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