第44話 基本ルールは大事に
こんにちはー!江東海です!
こんにちは。河辺灯です。
海:えー、今回から私が固定で、後はゲストのように交代して前、後書きを進行します。
灯:出てくる人が少ないから一人ずつだとすぐ回っちゃったからねぇ。
海:厳密には全員がやった訳じゃないしね。先生とか。
灯:早乙女先生は本編でも絡んだし、出ても良さそうだけど…
海:まぁ先生は若干恥ずかしがり屋だから。それに、道に迷って来れなさそう。
灯:それは確かにあるかもね…
海:その辺は置いといて、本編にいこうか。
灯:置いておくんだ…
海&灯:それでは、本編をどうぞ!
前回のあらすじ
球技大会最終日!一回戦の種目発表…
ボーリング場に着き、待機。最後に副会長さんが来て、全員がいることを確認して拡声器を構えた。
「皆さんお揃いのようで、迅速な移動、ご協力感謝します。では、着いた順で番号札が配られているはずです。お持ちの番号が振られているところに移動して下さい」
私は…あそこか。
私が席に着いた途端、同じ枠であろう人達が騒ぎ出した。
「マジか…」
「あの化け物が同じレーン…」
その騒ぎを聞いた他のところもそれぞれざわついた。
私ボーリング知らないんだよなぁ…
「では、メンバーが揃ったところから随時始めてもらって構いません。球技大会、個人種目、第一回戦始め」
副会長さんの合図と共に、それぞれ動き出すと思った。それでどういうスポーツか見ようと思ったのだけど、何故か誰も動かず、皆が私のことを見ていた。
何…?
「何してんだ?お前トップだぞ。早く投げろよ」
痺れを切らしたのか私と同じとこの人の一人が言い出した。確かにスコア画面っぽいのには私の番号が一番上にあった。
えー…
「おい、早く」
再び催促され、私は仕方なく前に出る。が、ここからどうすればいいか全くわからない。
どうしよ…
そんなとき、私の耳に天使の声が届いた。
「海ちゃん!ボールを投げて、奥に立ってるひょうたんみたいなのを倒せばいいんだよっ!」
灯ちゃん…ありがとう…!
私は灯ちゃんの指示に従って、ひとまずボールを取った。
重っ…これ投げるの?えっと…一番軽いのは…これか…やっぱり重いけど…しょうがない…
ボールを選び、私は自分の場所の前にある投球場所に立った。
線が引いてあるってことはこっからか…よしっ!
「せやぁぁぁ!」
私は思いっきり振りかぶり、ボールを投げた。
ガコォォンッ!
ひょうたんは見事に全部倒れる。
「しゃあっ!」
私の声が場内全体に響いた。そして、声が響いたことに違和感を覚えて周りを見渡すと、その場にいた生徒全員プラス、ボーリング場の職員と思われる人までもが私に注目していた。
「わぁっ!海ちゃん凄いっ!」
ただ一人、灯ちゃんを除いて。
あっれぇ…?私なんかした?
全員が全員、驚いたような、怯えてるような、そんな顔をしていた。
「はぁ…全く…」
呆れ顔の澪が近付いてきた。
「海、ボーリングは転がすことを投げると言うのよ」
え?
「澪、それほんと?」
「本当。知らなかったの?」
「知らなかった。そもそもボーリング初めてだし、ルールも知らない」
「それならそうと早く言いなさい」
「だって…恥ずかしいじゃん」
「この状況の方がよっぽどだと思うわ」
まぁ…確かに…
「ぷっ…」
会場が静まりかえってる中、不意に吹き出す音が聞こえた。
「あはははははっっ!もう無理っ!我慢出来ねっ!えっちゃんヤバっ!もぉ面白過ぎる!」
見ると部長さんが大笑いしていた。それはもう盛大に。
「あははっ!いいデモだったじゃん!はー面白!なぁ?秋広?」
「そうですね。江東さんの能力は承知してましたが、あまりに予想外過ぎて驚いてしまいました」
「あぁ、全くだよ!流石海君だね!」
「会長、普通に出てこれないのですか?」
「普通はつまらないだろう?」
「そういう問題ではありません」
「死活問題だよ。さておき、さぁ皆!海君のパフォーマンスは充分楽しんだだろう?時間もないから試合をしようじゃないか!」
その一言で参加者は我に返ったのか、それぞれボールを持ち、ボーリングを始めた。というより、会長が仕事したことに私は驚いた。
「ほら海、見なさい。あぁやるのよ」
「わ、わかったよー…ありがとね、澪」
「いいわ。海に驚くのも今更な気がしてきたし。じゃあ戻るわね」
「うん。応援よろしく!」
「はいはい」
澪が応援側に戻っていき、私も自分の場に戻って行った。余談だけど、戻ったら私と同じメンバーは震えていて、私は職員さんにかなり怒られた。
海&灯:44話を読んで頂き、ありがとうございます!
海:ボーリングって、ややこしいね。
灯:えっ?投げてピン倒すだけだよ?
海:あ、あのひょうたん、ピンって言うんだ。
灯:やっぱり知らなかったんだね…様子見て、ボーリングやったことないんだろうなって、思ったけど。
海:流石、灯ちゃん!私のことわかってる!でも欲を言えば、投げるじゃなくて転がすって言って欲しかったよ…
灯:そ、それは…ごめんね?
海:灯ちゃんならなんでも許しちゃう!
灯:ありが…とう?
海:どういたしましてっ!じゃあ今回はこのくらいにして…
海&灯:次回も引き続き、お付き合い頂ければと思います!




