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日々は楽しく色鮮やかに  作者: 明日葉 晴
球技って、人の安全に気を使うよね
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41/61

第41話 終わりは拍手と共に

どもどもー!

中井 陽子ですっ!


いつもは澪とセットの片割れだよっ!

ソロ出演が、前、後書きが初ってどうなの?

ま、いっか。

そのうち出番が来るでしょ。


というわけで!本編いってみよー!

 前回のあらすじ

 立花君が吠える。私との連携が決まる。




 それからの私達は怒涛の追い上げだった。


「江東、左後ろ」

「おっけ!青井君!」

「よし!麟太郎!」

「応っ!」


 あれ?いつの間にか青井君が岩尾君を名前呼びしてる。


「湊君」

「おー。秋広」

「はい」


 一回のプレーがだいぶ長くなってきた。生徒会の三人の連携はもちろん、私達の連携も途切れることはなくなってた。むしろ、この試合中にみんなの息がだんだん合ってきたから、一セット目よりもこっちが押す力が強い。


「賢也ぁ!」

「っしゃ!ヨシ!」

「分かった!」


 タァァァン!


「やったっ!決まったぁ」

「岩尾君、賢也君、青井君!ナイスプレー!」

「ここまで押されるとはね…」

「いささか、予想外ですね」


 試合も佳境。このまま行けば逆転出来る…!


「押し切るよ!」

「「了解!」」


 みんなの士気も高い。追いつく。追い越す。勝つ。何より、そばで灯ちゃんが見ているから。これまでと違って、遠くじゃなくてすぐそばで。こんなに近いところでかっこ悪い姿は見せたくない。


「柳、このまま負ける気か?」

「ふふ。まさか。攻め返して勝ち切るよ」

「おーけ。じゃあもっと難度上げるぞ。ついて来いよ」

「いいだろう」


 この段階でまだ手があるのか…!


「高峰」

「うい。柳っ」

「あぁ」


 立花君…の反応はなし。てことは普通かっ!


 私は会長の真正面でブロックのために跳んだ。その時、会長がニヤリと笑う。


 なんで…?


 跳んだ会長は何もしないでボールを見逃した。その瞬間、後ろから副会長さんが顔を出し、アタックを決める。時間差攻撃というものかな。


「種のわからないものに注意が向きすぎて、初歩的な技術が疎かだよ、海君」

「やってくれますね、会長」

「札を切るところは見極めなければね」

「どれだけ隠し持ってるんですか」

「さてね」


 本当に底の知れない人だな。


「さぁ、より一層激しく打ち合おうじゃないか!」


 その言い方っ!


 その後、言い方はともあれ会長の言う通りより激しい攻防となった。私達は会長達の増えた手数に慎重にならなきゃいけなくなった。それでも、さっきまでよりも勢いが落ちたというだけで私達が追い上げているのには変わらず、ついにデュースまで持ち込んだ。


「ハァ、ハァ。ようやくデュース。みんな、絶対勝つよ…」

「当ったり前だ…ここまで来て負けてられっかよ…」

「あぁ、負けることなど、今更考えられん」

「ふぅ…悔いなく戦おう!」

「…あぁ」

「うん…灯も頑張る…」


 みんな相当消耗していて余裕はなさそうだけど、士気は高い。あと、灯ちゃんの頬が上気してて息を切らしてるのが妙に色っぽい。ご馳走様です。


「手を抜いているつもりはなかったけれど、追いつかれてしまうとはね」

「全力だったのですが…向こうが一枚上手だったということですか」

「ハァ…ほんとにな。つってもお前ら息一つ切らしてないから説得力ゼロだぞ?」


 ほんとだよ!なんで会長と副会長さんはそんな涼しげなの!?


「なんだい?湊君。ボクがはぁはぁしてるところがそんなに見たいのかい?」

「んなこと一言も言ってねぇよ!?」

「ふむ…なら、秋広君が発情してるのが見たいと?」

「ちっげぇよ!俺はノーマルだ!」

「では何も問題ないじゃないか。余計なことを言わないでくれるかい?」

「そこじゃねぇよ…なんで俺が怒られてんだ…」


 部長さんが不憫だ…


「あの…もう始めてもらっていい?」


 審判の先生が声を掛けてきた。グッジョブ先生。


「どうぞ!生徒会のコントを断ち切ってください!」

「えっちゃん。俺もそんなつもりはないんだぞ?」


 可哀想ですが、無視で。


 私達のサーブから始まるデュース。ここまでは追い越す関係で二点連続先取はしてきたけど、生徒会が、あの三人がこの状況で簡単にそれを許すとは思えない。どちらのチームもより一層慎重に、しかし激しく長いラリーが続く。


 互いに一進一退の攻防。もう何回繰り返したかわからないデュース。このまま永遠に続くと思ったけど、そうもいかなかった。


 キーン、コーン、カーン、コーン


「へ?」


 鐘の音…?


「あ、これは完全下校時間の鐘だね…試合終わらなかったね」


 先生によって告げられた事実。窓の外を見るともう日がだいぶ傾いていた。


「流石にこのまま続けるのは校則上よくないし、この試合は引き分けにしようか。みんな、急いで支度して帰って。とその前に、こんなにいい試合をした皆さんに、拍手ー」


 体育館全体から溢れんばかりの拍手が送られた。


「ふむ…下校時間なら仕方ないね。海君、この続きはまた次回ということで」

「そう…ですね。また引き分けてしまいましたが、次は勝ちますよ」

「ふふふ。望むところさ」


 そう言い合って拍手が鳴りやみ、みんなは帰り道につくのだった。

41話を読んでくれてありがとー!


いやぁ、海たちはほんとすごいね!

アタシも会長、副会長と戦ったけど、海がいなかったら手も足も出なかったと思うもん。

今回のバレーも見てたけどなんか一人加わってさらにすごかったじゃん?

よく引き分けになったねー

ということで今回はここまで!


これからも応援よろしくー

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