第40話 私の動きは思うままに
よんじゅーっっっ話!
こんにちは!
明日葉 晴です!
久々にこの話の前、後書きですよ!
10話経って、いい感じに人も回ったので出てきました!
たまに出てこないと忘れられてしまいそうなので…
次からはまた他の人に頼みます。
では、本編をどうぞ!
前回のあらすじ
見切った!立花君が。
第三セットも中盤戦。私たちは立花君の指示のもと、生徒会に追いすがる。最初に開けられた点差のせいで同点にはたどり着けていないものの、徐々に詰めていた。
「良春、右に三歩」
「分かった」
立花君の的確な位置指定のおかげで、第二セットとは比べられないほどいい勝負ができてる。
「江東、右に二歩」
「オッケー!」
タァァァン!
「…行き過ぎ」
だけど今一つ追いつけないのは、私達の連携がうまくいってないせいだ。立花君、青井君、賢也君の息はぴったり合っているけど、私と岩尾君が立花君の指示を追いきれないせいで攻め切れないでいた。
それに、生徒会チームの技は、会長、部長さんペアの幻惑攻撃だけじゃない。副会長さんのほぼ直角アタックを含めた、超高所からのアタックも強力だ。バスケの時でも見たけど、あの跳躍力は卑怯だ。ちなみに、私も賢也君の背中を借りて真似してやってみたけど、あっさり副会長さんに返された。やっぱりパワーが違う。
「江東、左三歩」
「ほいきた!」
タァァァン!
「…行かなさすぎ」
「しょうがないじゃん!慣れないんだもん!」
私は基本的に運動は好きにやってきた。作戦上で動くときも、好きなだけ動いてた。それをいきなり細かく指示されても気持ちが追いつけないよ。
「江東、お前…」
「二人とも、ケンカは後にしなよ。次始まるよ」
「はぁ…いい。わかった」
「ごめん!了解!」
連携が高まるより、溝が深まった気がする。さっき何を言いかけたんだろ。
そんな感じで、状況は好転しないまま試合が続く。
「え…賢也、右前三」
「お?おわっ!」
タァァァン!
あれ?いまのって…
「ユウ!言うの遅ぇよ!」
「悪い」
「たっく。しゃあねぇなぁ」
違う、今のは…
「待って!立花君!今の私の範囲でしょ?言いかけてたし、なんでやめたの?」
「それは…」
「私そんなに足手まとい?頼りない?確かに指示通りには動けてないけどさっ!私も必死でやってるよ!?」
「江東、落ち着…」
「落ち着いてらんないよ!悪いとこがあるなら言ってよ!頼ってよ!せっかく仲間だと…友達だと思っ…」
「聞けっ!」
「っ!」
普段、大声どころか、会話すらめんどくさそうにする立花君が怒鳴った。驚いて顔をよく見ると、立花君の目が真剣に見えた。
「悪い、でも聞け。指示やめたのは悪かった。別に頼りないわけじゃない。さっき江東に指示を出しきれなかったから、また同じ轍を踏むかと思ってやめたんだ。それがさっき分かった」
「どういうこと?」
「深く考えなくていい。次から俺は江東には方向だけを指示する。後は勘で動いてくれ」
「待って?よくわかんないよ?」
「深く考えるな。いいからやってみろ」
「だから…」
「さて、もういいかな?そろそろ再開したい」
「構わない」
詳しく聞こうと思ったら、会長が口をはさんできた。それに立花君は了承して配置についてしまう。
もうっ!どうにでもなれっ!
試合が再開されて、ラリーが続く。そしてその時が来た。
「江東!右だ!」
ほんとに方向だけかっ!あぁ!もぉ!
「ここだぁぁぁぁぁぁっ!」
ネット際、直接アタックするようにした。
スパァァァン!
ん?確かな手ごたえ…
「江東…」
「海ちゃんっ!やったぁ!」
おっと!灯ちゃんのダイブいただきました!じゃなくてこれは…
生徒会チームのコートを見ると確かにボールが転がっていた。ついでに生徒会の人を見るとみんな驚いていた。副会長さんが表情崩してるのがちょっと小気味いい。
「江東、できたな」
「立花君…私が決めたの?」
「あぁ」
「私、やったの?」
「あぁ」
「立花君っ!ありがとうっ!」
「いや、俺は方向言っただけだ」
「それでもありがとう!」
「…おう」
「じゃあ、こっから反撃開始だね!」
「おう」
これならやれる。まだ一回成功しただけだけど、コツはつかんだ。要は立花君の言った方に思うまま動けばいいんだ。この方法なら私のやり方にも合う。この勝負…勝つ!
第40話を読んで頂き、感謝ですっ!
一人で何でも効率良く出来るけど、人に指示されると動きが悪くなる人っているじゃないですか。
海ちゃんはあんな感じです。
勝手にやらせた方がいいタイプです。
今回は短かったですがここまで。
それでは、これからもお付き合いお願いします。




