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日々は楽しく色鮮やかに  作者: 明日葉 晴
球技って、人の安全に気を使うよね
39/61

第39話 反撃の合図は意外に

どうも、こんにちは。

信濃 秋広です。


前回は会長が失礼いたしました。

この場をお借りして謝罪いたします。

ここまできておかしな発言は本当にやめていただきたいものです。

後で説教ですかね。


では、本編をお楽しみください。

 前回のあらすじ

 第二セット!会長マジック炸裂!




 第三セット開始から数分、状況は好転しないでいた。


 タァァァン!


「また、やられた!」


 タァァァン!


「一体どこから…」


 どう頑張ってもどこからボールが来るかわからない。しかも明らかに点差の広がるペースが速い。


「はぁ。はぁ。やばいよ。ペースが速い。押し切られる。私もさすがに疲れてきたよ」

「ごめんね。灯、何にも出来なくて」

「ふぅ。付いて行くことすらできないなんて。尋常じゃないね」

「はぁぁ。しんどっ」

「このままでは埒が明かんぞ」

「……………」

「?」


 やっぱり休憩後から立花君の様子がおかしい。生徒会をじっと見つめているような…何を考えているんだろう。


「立花君?」

「…なんでもない」

「?」


 いつも何考えてるかわからないけど、今日は本当にわからない。何か考えているように見えるのに教えてくれないのはもどかしい。


「…はぁ。めんどいな」

「?」

「まぁたまには体動かすか」


 いったいなんだろう。詳しく聞く前に試合が再開した。


「青井君!」

「岩尾君!」

「おう」


 岩尾君のアタックが生徒会に迫る。しかし、副会長さんに呆気なく取られる。


「会長」

「高峰」

「はいよっ」


 会長と部長さんの連携…また来るのか!?それとも今度は普通なのか。


 みんなが警戒する中、立花君はネット際まで走り出した。


「立花君!?」

「優!?」

「ユウ!?」


 そして、誰もいない所で飛んだ。と思ったら…


 パシィィ!

 タン、タン…


 ボールが相手のコートに転がっていた。


「これは驚いたね。まさか見破られるとは。それともあてずっぽうかい?」

「さぁ?」

「ふふふ。やっぱり君は面白いね。興味が沸いてきた」

「…勘弁してくれ」


 見破った?立花君が?


「うわぁ…ばれちまったかぁ。信濃以来じゃね?」

「そうだね。まぁ秋広君を規格外だからね。湊君との協力を見抜かれたのは秋広君を除けば初だよ」

「俺との協力はって、柳、別で見抜かれてんの?」

「あぁ、海君にバスケの時にやられてるよ」

「マジか!さすがえっちゃん」


 生徒会チームが騒がしくなった。なんで楽しそうなんだろ。


「ユウ!種が分かったのか!?」

「あぁ」

「んで言わねぇんだよ!」

「言って理解できんの?」

「……」

「ははは!なんにせよ、攻略の足掛かりができたのは嬉しいことだね。優、対処は任せてもいいかい?」

「疲れる」


 立花君らしい…ブロックした時、ちょっとかっこいいって思ったのに。


「じゃあ、じゃあ!指示ちょうだい!それなら動かないし、いいでしょ!?」

「江東は見破ってたんじゃないのか?」

「え?なんで?全然だよ?」

「……ならいい。指示は出す」


 なんで見破ってると思ったんだろ。


「ははっ!そんなこと言って、最初からそのつもりだったんだよね?さっき自分で行ったのは、確かめる為だったんだよね」

「さぁな」

「全く、素直じゃないな。まぁ指示は任せたよ」


 ともあれ、方針は決まったかな。


「しゃあ!じゃあ反撃開始だな!」

「そうだね。勝とう!」

「おう」

「頑張ろうね!」


 ここまで押されっぱなしだったけど、こっからは違う。さぁ逆転に向けてひと暴れしますか!

第39話をお読み頂き、誠にありがとうございます。


会長と高峰の策が破られましたね。

敵ながらお見事です。

彼はいったい何者なのでしょう。

少々歯切れが悪いですが、ここまでということで。


では、これからもお付き合い頂けますと幸いです。

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