第35話 過剰戦力は注目に
はぁ…
立花 優。
あー…良春が出ろとうるさかったから出てきた。
特に言うことはないな。
とりあえず、本編をどうぞ。
前回のあらすじ
雨で試合終了。先生に感謝される。
球技大会四日目。ついにこの日はバレーだ。チームのみんなは既に集合して、体育館にいた。
「みんなついにこの日が来たね。今日は灯ちゃんを優勝に導くよ!」
「海ちゃん、灯だけじゃなくて、みんなを、でしょ?」
「灯ちゃんに、頂上からの景色を見て貰いたいんだよ」
「いいこと言ってる風にしてもダメだよ?」
「ははっ!やっぱり二人は仲良しだね」
「親友だからね!」
「なぁなぁ。ぶっちゃけ、このメンツで優勝って余裕じゃね?」
「あ?なら俺、端で見てていいか?」
「うむ。だが、まだ見ぬ強敵がいるかもしれん。油断は出来んな」
そう言えば、青井君は初日にバスケやったから大丈夫だろうけど、賢也君と立花君は、岩尾君と初対面じゃなからうか?
「賢也君と立花君は岩尾君と話すのは初めて?」
「あー…そう言えばそうだな。俺は結城 賢也。よろしくな!出来れば下の名前で呼んでほしい」
「立花 優」
「岩尾 麟太郎だ。よろしく頼む。賢也、立花」
「よろー!麟太郎、は長いなー。リンでいいか?」
「かまわん」
「…よろしく」
そんなこんなで初対面を終える。三人とも相変わらずだな。
ともあれ、私、灯ちゃん、青井君、賢也君、岩尾君、立花君。間違いなく、うちのクラスの最高戦力だろう。ハッキリ言って、並の相手じゃ負ける気はしない。
「おい、あれって…」
「あぁ。今のところ全部の大会で優勝してる化け物だ」
「マジかよ!バレーにも出んのか」
「あの背の高いのって、昨日、化け物と互角だったヤツじゃね?」
「アイツら同じクラスかよ!あんなんが組んだら終わりだろ!」
私は既に有名になっているせいか周りが私達を注目し始めた。 岩尾君も私と互角だったのが広まっているみたいだ。
「あの爽やかさな人かっこよくない?」
「あの人知ってる!一年生でサッカー部の子だよ!」
「私はそのとなりの、背の高くて細い人の方が好みかも」
青井君と、おそらく立花君も別の意味で目立ち始めた。そして、灯ちゃんへの反応が一番分かりやすい。
「化け物の隣の子、超かわいくね?」
「マジだ!天使かよ!」
「あんな子と戦うのか?」
「ダメだ!あんな子にアタックは出来ない…!」
「あんな子まで競技に出さなきゃいけないなんて…」
「この大会は間違っている!」
やー、ホント灯ちゃんの威力ヤバイわ。
「お?俺ら目立ってね?いやぁ、やっぱり俺の隠しきれないオーラってヤツのせいか!」
なんかバカが言い始めた。
「ん?誰アイツ」
「さぁ?」
「バカっぽいな」
現実とは本当に残酷だ。誰も賢也君には注目してなかった。
「はぁ…賢也うるさい」
「誰も賢也君の話してないよ」
「え!?酷くね!?」
私と立花君で、バッサリ切り捨てた。立花君って案外、賢也君に厳しいね。
「ヨシ!なんか言ってくれよ!」
「賢也、もうすぐ始まる。少しは静かにした方がいいよ」
「お前もかよ!河辺ちゃん助けて!」
「んー…灯も、少し静かにした方がいいと思うな」
青井君と灯ちゃんは正論で攻撃を仕掛けた。
「そんなぁ…!?リンはどう思うよ!?」
「落ち着け。真打ちとは人知れず、最後に現れるものだ。賢也はこれから目立てばよいだろう」
「なるほど!ありがとな!リン。お前いいやつだな!」
最後の綱の岩尾君に泣きついたら、意外にもフォローしてくれた。やっぱり岩尾君は紳士だな。
そうして、雑談をしていたら対戦相手が発表された。最初の相手は三年生のチームで、私達と同じ男女混合だった。
「よし!じゃあ、気合い入れていくよ!」
「「「「おー!」」」」「…」
「立花君!?」
「はいはい…」
「ちゃんとやってよ!?」
「わぁったよ」
いまいち締まらない感じだけど、こうして、私達のバレーは開始したのだった。
35話を読んでもらってどうも。
面倒だけど、どっかに出ないといけないから、しょうがなくバレーに出ることにしたんだよ。
まぁ結果、楽出来そうでいいけど。
じゃあ、これからよろしく。




