表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日々は楽しく色鮮やかに  作者: 明日葉 晴
球技って、人の安全に気を使うよね
34/61

第34話 クレーム処理は円滑に

どもっ!

結城 賢也だ!

俺は初日以降家でゲームしてて、他の競技は見てねぇんだけど、ヨシから江東ちゃんの活躍を聞いたよ。

ヤベェってな!

見に行けば良かったわー!


てなわけで、本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 白熱の戦い!サッカーでもジャンプシュート!




 結局、降りだした雨が本格的になって、試合は同点のまま引き分けになった。

 私は着替えてから教室に行った。教室にはすっかりお馴染みになった、灯ちゃん、澪、陽子が待っていた。

 ちなみに、チームのみんなは着替えずに帰宅していった。


「海ちゃん、お疲れ様。試合は引き分けで残念だったね」

「海、お疲れ」

「おっつー」

「お疲れー。応援ありがとね。試合は引き分けてごめんね」

「謝らなくていいよぉ。最後の海ちゃんかっこよかったよ!」

「相変わらず人間技じゃなかったけどね」

「でも、あれこそ海って感じだよね」


 灯ちゃんはやっぱりいい子だなー。


「ありがと。澪と陽子は誉めてるかわからないけど」

「一応?」

「誉めてる、誉めてる。あれが昼に澪が話してた作戦?」

「私はあれをやれとは言ってないよ。ただ、ゴールキーパーでも点取ればって言っただけ。まさか岩尾もやってるとは思わなかったけど」

「そうなんだ。てことはあれは海のアドリブ?」

「そうだよ。バスケでやったの思い出してね」

「やれるかどうかはこの際さておき、踏み台になった男子はたまったもんじゃないわね」

「でもあの後、踏み台にされたヤツ嬉しそうだったよ」

「待って。やった私が言うのもあれだけど、それはそれでなんかやだ」


 踏まれて喜ぶってのはどうなんだろう。


「ま、まぁ、私のシュートが入って喜んでただけなのかもしれないよね!」


 私が必死に否定しようとしたら、陽子がニヤニヤしながら私の方を見てきた。


「いやぁ。あれは踏まれた直後だったよ。海、ファンが出来るんじゃない?」

「一定層では需要がありそうね」


 現実は残酷だ。


「いやっ!やめてっ!私はそんなファンいらないっ!」

「ねぇ、さっきからなんの話してるの?」

「「灯 (ちゃん)は知らなくていい!」」


 灯ちゃんには理解出来なかったのか聞いてきたけど、私と陽子は即座に止めた。きっとこの時、私達の思いは一つだっただろう。


 灯ちゃんは無垢でいてほしい。


「えぇ…灯だけ仲間外れ?」


 良心が痛い。そんな子犬のような目で見ないで。


「灯、要約すると、海はモテるのかもしれないって話よ」

「そっか!海ちゃんかっこいいもんね!」


 ため息を吐きながら澪が助け船を出してくれた。それで灯ちゃんは納得してくれたみたいだ。澪が出来る女で良かった。

 そんな談笑をしていたら、岩尾君が教室にやってきた。


「あ、岩尾君お疲れー。次は勝つよ」

「おう、江東か。お疲れ。オレも次は勝つ。お前にはシュートを決められ、オレは決められなかった。実質、今回はオレの負けみたいなものだからな」

「お互い様だよ。私は岩尾君のシュートを弾くので精一杯だったんだよ?でも岩尾君は止めたじゃん」

「入らなければ意味がない」

「はいはい、そこまで。海も岩尾も化け物。今回はそれで引き分けでいいでしょ」


 澪に強制的に止められた。


「む。まぁそうだな。今回は引き分けにするか」

「そうしようか。でも澪、私はともかく、岩尾君まで化け物は酷いんじゃない?」

「海ちゃん。化け物扱いに慣れちゃダメだと思うよ?」

「もう遅いよ」

「慣れとは悲しいものだね~」

「海と張り合える岩尾も充分に化け物よ」


 短い付き合いでわかったけど、澪は物言いがストレートだ。


「確かに麟太郎は、あ、下の名前でいい?」

「構わん」


 陽子は何かいいかけてから、呼び方を気にして岩尾君に聞いた。岩尾君は気にしてなかったみたいだけど。


 初対面で呼び捨てにした陽子もコミュ力高いけど、岩尾君も男、いや、漢らしいな。


「じゃあ、麟太郎で~。で、続きだけど、確かに麟太郎は凄いよね。今まで海と互角だったのって上級生だけだったじゃん?しかも、純粋な運動能力で互角だったのって、結局副会長だけだし。そう考えると、化け物って思うのも不思議じゃないよね~」

「ほら。私だけじゃないでしょ?」

「灯も、今まで海ちゃんと勝負出来る同い年を見るのは初めて」

「いや、ほら、岩尾君はどうなの?化け物って言われて嫌じゃない?」

「ん?別になんとも思わん。それに初めてでもないしな」


 やっぱり漢だな。てか、化け物扱いされたことあるのか。


「本人も公認ということで、決定ね」

「私は認めない!」

「さっき流したじゃん…」

「無効!」


 やっぱり、女子なのに化け物扱いは嫌だ。


 私の抵抗も虚しく、化け物は二人という流れになってしまった。そんな中教室の扉が開いた。


「江東はいるな。ちょっといいか?」


 早乙女先生が遠慮気味に入ってきた。


「なんですか?」

「今日はすまなかった。そしてありがとう。帰って行った奴らに聞いたが、私の為に、江東をゴールキーパーにしても勝てることを証明したかったらしいな。気を遣わせて悪かった」

「いえ!先生にはお世話になってるから、苦情入れて先生を困らせた人達に、目にもの見せたかったんです!迷惑でしたか?」

「いや、正直スカッとしたよ。特に最後は良かった。苦情を逆手に取るとはな。決勝終わった後に同じ奴らがなんか言ってきたが、『要望通りでしたが?』と言ったら、黙ってどっか行ったよ。ありがとう」

「そう言って貰えると嬉しいです!」

「ああ。それだけだ。邪魔をした。気をつけて帰るんだぞ」


 そう言って先生は去って行った。


「良かったね、海ちゃん!」

「うん!じゃあ、帰ろっか!」


 いつの間にか雨は上がっていて、私達は帰ることにした。

 岩尾君とは途中で別れたけど、四人で恒例の打ち上げをしてから帰った。

34話読んでくれて、ありがとな!


活躍聞いて、江東ちゃんにメッセ飛ばしたんだけど、なんでも先生の為に戦ったとか!

んで、引き分けたけど、一応優勝して、先生を喜ばせるとかムネ熱だよな!

先生美人だし、俺も喜ぶ姿見たかったわー。


では、これからもよろしく!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ