第22話 守備の配置は細やかに
明日葉 晴です!
こんにちは!
最近、昔の映画を観ました。白黒のやつです。
不思議なもので、作品にのめり込むうちに、白黒が気にならなく、それどころか、色が見えるような錯覚をしてしまいました。
それほど面白かったのです。
いつか、そんな物語を書いてみたいものですね。
余談が過ぎました。では本編をどうぞ。
前回のあらすじ
打ち上げ!勧誘は断る!
球技大会二日目。種目は野球。私は一足早くグランドへと来て準備運動をしていた。
天気は快晴。絶好の野球日和だね!
人がちらほらといるなか、私のチームメイトはまだいない。
「やぁ!江東さん、おはよう!今日はよろしく!」
朝から爽やかさ全開の好青年、青井君が現れた。
「おはよう!青井君、今日はよろしくね!」
「江東さんが同じチームで心強いよ。頼りにしてるよ!」
「私も、青井君がいてくれて安心したよ。そういえば、青井君はサッカー出なくて良かったの?」
「サッカー部は例年、球技大会のサッカーは全員観戦することになってるんだ。僕らの顧問が、出来るやつスカウトしてこい。ってね。それに、素人の試合でも参考になるものはあるだろう?とも言っててさ。で、サッカー部は一年生でも関係なく、野球に出場。これは先輩との交流も兼ねるんだって」
「へぇ。サッカー部って色々熱心なんだね。総出でスカウトとか研究とか」
「僕らも結構やる気だけど、一番やる気なのは監督だね。スカウトの為に全試合審判するんだ!って言ってたし。面白い人だよ」
「確かに。そこまでやる気のある人はなかなかいないだろうね」
「運動能力高い人は、誰でもとりあえず勧誘してるみたいだよ。さっき挨拶に行ったけど、江東さんのこと聞かれたよ。男だったらなぁ。って最後にぼやいてた」
「ははは。女子だからサッカー部には入れないね」
「男にしてこいとも言ってたよ」
「その発想はどこからくるの!?」
「どこからだろうね。まぁでも断っといたから」
「ありがとう。かな?」
「どういたしまして。だね」
雑題してたらチームメイトが集まってきた。
「おつー」
「今日はよろしく」
「江東さん!昨日は見たぜ!」
「頼りにしてるよ」
「おっけー!任せて!」
どうやら昨日の試合を観てた人もいるみたいだ。私を頼りにする言葉がいくつかあった。
「みんなも、私以上に頑張ってよ?」
「「「それは無理」」」
「ははは。江東さんみたいな動きは僕らには出来ないよ」
全員から否定されてしまった。
いや、ちょっとくらい私より活躍しよう、とか思ってくれてもよくない?
「とりあえず、打順と守備位置決めようか」
「私ピッチャーやりたい!」
「うん、それが一番いいんだけど…僕らは活躍しないと今後の練習がきつくなるんだ。だから、キャッチャー頼めるかな?」
「そうなんだ…わかった。私はキャッチャーね。その代わり、ピッチャーは青井君お願い!やっぱりバッテリーって、少しでも相手のこと知ってた方がいいでしょ?」
「わかった。じゃあピッチャーは僕で、他は…」
とすんなりと打順と守備が決まっていった。青井君はもうすでに、他の人達からの信頼が厚いみたいで、あっさりと指示に従っていった。
リーダーの似合う男、青井君だね!
もうすぐ他の人達の一回戦が始まるってところで、灯ちゃんがグランドの隅に見えた。横には、澪と陽子がいる。
手を振ってこっちに来てくれた。かわいい。
「海ちゃん!おはよう!今日も頑張ってね!」
「灯ちゃん!おはよう!頑張るよ!応援に来てくれてありがとう!」
「海、おはよう。応援しに来たよ」
「おはよー!来ちゃった!頑張ってね」
「澪も陽子もおはよう!ありがとうね!」
「じゃあ灯達は端っこで観てるね!」
「わかった!」
「みんなも頑張って下さい」
そう言って、灯ちゃんは笑顔で小さくお辞儀した。
「かわいい…」
「天使だ…」
「守りたい。あの笑顔」
「ホームラン打ったら付き合って下さい!」
「それは私が赦さない」
「江東さん、顔怖くなってるよ」
おっと、いけない。つい本気にしてしまった。青井君が引いてしまっているようだ。
とはいえ、みんな灯ちゃんのかわいさに、やる気がMAXになったようだ。効果抜群だね。
「えっと、付き合うのはごめんなさい。でも頑張って」
そう言い残し、三人は去って行った。
ちなみに、告白してた人は周りからぼこぼこにされてた。
さぁ!試合が始まるよ!
第22話目を読んで頂き、ありがとうございます!
球技大会編、第二章!と勝手にいいますが、正直、色々迷ってます。
今回に関しても、青井君を味方にするかはだいぶ迷いました。
そしてまだ、短くするか、長くするかも迷ってます。
不確定だらけですが、今後ともよろしくお願いします。




