第19話 決勝戦は盛大に
晴です!
こんにちは!
キャラ設定って難しいですね。
昔、キャラのパラメータを上げすぎて、バランスがおかしくなったゲームを思い出しました。
馬鹿に出来ませんね。反省します。
前回のあらすじ
昔話をする。会長がやっぱりおかしい。
決定戦。生徒会面々であろう人達と、会長、副会長さんが整列している。
こちらは、連戦で疲れきった様子の男子二人に、まだ一応大丈夫そうな澪と陽子。それに体力は十分な私。
「やぁ!さっきぶりだね。さっきも言った通り、ボクらは生徒会として出場している。ちなみに、ボクと秋広君以外の三人の体力はないよ」
「会長。なぜこちらの弱点を晒すのですか。敵に塩を送ってどうするんですか」
「なに。ボクなりのさっき驚かせたお詫びさ」
「お詫びするほど反省してるなら、もうやらないで下さい」
「それは無理な相談だね」
「時間ないから、もう始めていい?」
先生が言いだす。
その通りだ。この人達、主に会長の流れに乗るとろくなことがない気がする。
「始めて下さい」
「じゃあボール投げるよ」
私達は今まで戦ってきた通りの配置についた。
先生がボールを投げる。生徒会チームのジャンプは副会長だ。
そして、上昇中に副会長さんが空中で片手で取った。そして、そのまま投げた。投げた!?
副会長さんによって空中で放たれたボールは、見事にゴールに入る。曲芸かよ。私も今度やってみたい。
「何あれ!凄くない!?」
「「海が言うな」」
「私も片手でキャッチはやったことないよ」
「「そこじゃない」」
総つっこみだ。
そんなやりとりをしていたら、副会長さんがやってきた。
「江東さんの試合を拝見して、使わして頂きました」
「私が言うのもアレなんですけど、一発で出来たんですか?」
「海…流石にそこはわかってるんだね」
陽子がなんか言ってるけどそれはスルーで。
「いえ、前の試合で数回ほど練習させて頂きました」
「あぁ、秋広君がやってた、アレはそのためだったんだね。海君、誇っていいよ。秋広君が、見た後に練習しなきゃ出来ないことは、そうそうない」
「それは流石に言い過ぎですよ。会長」
「副会長さんのスペックはともかく、アレをやってたっていうのはなんですか?」
「秋広君は、ボールを強くバウンドさせて、上空に高く飛ばしてから自分で取って、空中で投げてたんだよ」
「それはまた、斬新な練習ですね」
「試合中によくやりますね」
「海、陽子、そこじゃない。かなり不味い状況だよ」
澪がなんか焦ってる様だ。どうしたんだろ。
「澪、どうしたの?」
「今の話が本当なら、私か陽子のどちらかが投げて、海が壁蹴ったり、伊集院を踏み台にしたりしてやってたことを、副会長は一人で出来るってことなんだよ」
確かに。と、言うことは。
「既に私の技が越えられてる…!」
「「「そこじゃない(ね)」」」
デジャビュだ。会長も加わって言われてしまった。
まぁ冗談はさておこう。
「わかってるよ。副会長さんなら山なりのロングパスをキャッチからのシュートがどこでもできるってことだよね」
「そういうこと。副会長は海に任せた。私と陽子で会長を抑える」
「「わかった」」
「作戦会議はいいかな?じゃあ先生、試合を再開して大丈夫ですよ」
開幕直後にゴールして、そのまま長々話していたから、先生が気を利かせて時間を止めてくれてたみたいだ。悪いことをしたな。
「先生すいません。ありがとうございます」
「気にしないで。流石にあんなのみたら作戦会議もしたいだろうし」
先生超優しいな。名前知らんけど。
「さぁ!試合を再開しようじゃないか!」
「負けませんよ!」
「海!」
澪からボールを受け取る。立ちはだかるのは副会長さんだ。全く隙がない。ここはパスだ!
「陽子!」
「任せて!」
陽子にパスを出したその後、突然現れた会長にパスを取られてしまった。
「なっ!一体どこから!?」
「近くには誰もいなかったのに!」
「ははは!企業秘密さ!それに余所見してていいのかい?」
そう言った会長の手には、既にボールがなかった。
「ボールは!?」
まさか副会長さん!?
いや、副会長さんは私がマークしてた位置から変わってない。ならどこへ!?
パシュ
ダンッ、ダン、ダン、ダン…
この音は…
自陣のゴールの方をみたら、ボールが転がっていた。
一体いつのまに。
「一体いつ投げたんですか!?」
「いつって、君達からボールを盗った後すぐにだよ?」
「そんな動きしてなかったのに!」
「ふふふ。驚いて貰えたかな?まぁ、手品みたいなものさ。秋広君がやったサプライズに感化されてしまってね。ボクも少し驚かせたくなったんだよ。いかがだったかな」
この人達はヤバイ。なにがヤバイって、何をやってるかわからないのが一番ヤバイ。手の内が全くわからないのに、試合開始数分で、二度もゴールを決められてる。
ディフェンスを抜けられず、パスも通らない。ハッキリ言って詰んでる。
けど、灯ちゃんが見てる。
「海ちゃん!頑張れ!」
灯ちゃんが応援してくれる限り、私は諦めない。
「ふむ。珍しいね。大概の人は、ボクと秋広君のプレイを見たら諦めるんだけどね。あ、変な意味ではないよ?」
「会長、一言余計です。無駄に誤解を生むのでやめて頂けませんか」
「残念ですけど、私は負けられないので」
「ボクとしては嬉しい限りだよ。やる気のない相手と戦うことほどつまらないものはないからね。秋広君も、抵抗の強い相手をいたぶる方がいいのだろう?」
「事実無根です。会長は俺を貶めないといけない病気か何かなのですか?」
「茶番はそれくらいにして再開しましょう。私が勝つので」
そう言って、みんなのとこに戻る。
「みんないい?男子二人は相手の三人を警戒してて。澪はゴール下。陽子は男子のバックアップしつつ、ゴールとの中間あたりで待機。お願いできる?」
「わ、わかった。やってみる」
「三人の警戒は任せろ!」
「了解」
「いいけど、海は?」
「私は…あの二人を倒すよ」
「できるの?」
「やる。負けない。澪、開始に一発やるから高いのお願い。伊集院君、また背中借りるよ」
「OK」
「えぇ…優しくお願いするよ」
了承を得た。
さぁ!反撃開始だ!まだ試合は始まったばかり、勝負はわからないよ!
第19話目を読んで頂き、感謝です!
さて、前書きの通り、登場人物の能力値が壊れ始めました。早いですね。
海ちゃんに対抗するための措置なのですが、元々、会長、副会長ペアは能力値を高めにする予定でした。が、高くし過ぎました。反省点ですね。
ですが、後一人、運動能力を海ちゃんレベルにする人が内定してます。これは初期から決めてたので譲れないのです。
こんなんですが、これからもお付きあい頂ければ幸いです。
2018/11/23
サブタイトルを変更しました。
大胆に→盛大に
大胆に、は使ってましたね。失敗です。




