↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実を嫌悪する者へ  作者: Nexnem
仮想編第1話
24/40

仮想編第1話Act3-5

Act3-5

~生存者の帰還~

 部屋の中だ。窓は無い。床は材質がわからないくらいの埃だ。あるのは灰色の等身大人形と・・・棚に乗ってる埃をかぶった物体と・・・床にある埃の山と・・・赤茶色のドアだ。取り敢えず取っ手を握って、引っ張る!・・・動かない。

取っ手を押す!・・・動かない。

取っ手をスライドさせる!・・・動かない。


「帰れると思ったのに・・・」


・・・


「鍵よ!」


ミッション、部屋のドアを開けて脱出せよ、スタート。

探すべきは、埃の山だ。不自然に盛り上がっている。下に何かが埋まっているのだろう。床の積埃は約2~3cm。相当なものが埋まってる!

手を突っ込む!硬くてデコボコした感触が。そいつを握って・・・引き抜く!

グリーンの板に大量の黒いチップがくっついた物体だった。山が標高が少し低くなった。


                   ⋮


標高が2/3になったが、出てくるのは用途不明で緑と茶色の基盤ばかりだ。ジャンク屋に売れるかな?その前に換気扇が欲しい。VRで気管支炎なんてなりたくないよ。


「「!」」


積もっていたものが崩れた音がした。

等身大人形が動いてる!手にはライフル、銃身の延長線上には・・・私!?

迷うことはない!突撃だ!


「攻撃しないで!」


人形・・・じゃなかったロボ(?)が声を発した!性別判定不能な高さだ。銃口はまだ私の顔に向けている。ホントに言いたいのは”銃がお前を狙っている!”じゃないのか?止まらずに距離を詰める!なぜかロボがホールドアップした。何がやりたいのかはわからないが、用心の為、剣の攻撃圏内まで前進する。


「何者だ!武器を捨てろ!」

「私は丸腰です」


・・・私は今まですぐわかるような嘘をつくロボに会ったことがない。


「もう一度言うわ!武器を捨てなさい!」

「丸腰ですってば!」

「握ってるのは銃じゃない!」

「銃ではありません!」


この強情ロボに言うことを聞かせるにはどうしたら良いか・・・多分ノッキムがスクラップにするのが最速の手段だろう。

?待った・・・あいつ、手持ちの物を銃として認識してないのかもしれない。

小声で、ついでに耳元で


「あいつの手に持ってるものって」

「どう見ても銃でしょ?」

「調べられない?」

「ロボが嘘ついてるだけだと思うけど・・・」


ノッキムが左手を動かしている。ホントに銃なら私がロボを真っ二つにしなければならない。

ノッキムが剣をしまった。釣られて私も丸腰になる。


「・・・勘違いだった」

「私はただの管理者です」


ロボが銃に似た何かを降ろして自分の躰をあちこちを撫で始めた。灰色から白っぽい外見に変わった。人間の女性型だった。白人系の顔と皮膚、金混じりの灰色の髪。見た目だけなら埃をかぶってしまった人間と答えてしまうだろう。

ロボは自分を管理者と言っていたが、愛玩用にしか使われない器官が存在した。それは彼女(?)が愛玩用として作られた決定的な証拠だ。その証拠を縫い閉じている紐だけが彼女(?)の身に付けている衣服の全てだった。

持ち主、変態だろ・・・でも、もうちょっと見ていたいけど・・・ノッキムがビニールシートで彼女(?)をくるんでしまった・・・。取ったら私が同じ格好をさせられそうだ。


「管理者さん・・・ならドアの鍵は何処かしら?それと、ここは何処なの?・・・10秒で教えてちょうだい!」

「ここはノビスシティ、N4E8地区の256政府庁舎保管庫です」


鍵を出しながら答えてくれた。

ノビスシティ!戻ってきた!・・・希望は再びつながった!

もうこのロボに聞くことは決まっている!


「ここから南地区へはどう行く?」


BBSの皆、アドバイスをくれたフレンドの皆、それからこのロボにも感謝しなきゃ!やるべきことは山積みだ!その中にこのロボに服を渡すことも追加だ!


                           仮想編第1話 完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。