仮想編第1話Act3-4
Act3-4
~決戦!VS黒鎧~
目の前にシステムメッセージが浮かんだ。
「ノッキムから倫理制限解除を要請されました。承諾しますか?」
「?」
「さっさと承諾する!」
「私はこんなんでも男なんだぞ?」
「今は"女の子"でしょ!」
えーっと・・・ありなのかな?
「承諾は・・・こっちね」
腕を掴まれて引っ張られた!指先が”承諾”ボタンに・・・!
「もたもたしない!」
もう一度目を戻したら、すでに服を脱いでた・・・。
(・・・引き返せないよな・・・)
メニューを開く。
服を選択する。
“メイドさん”を解除する。
大嫌いな一張羅の服を目の前のゴミ箱に捨てた!
ノッキムが蓋をしめて・・・ゴミ箱についているスイッチを押した。
巨大モーターの駆動音・・・続いて水が流れる音がゴミ箱から聞こえてきた。
「フルフル、洗濯ネット見なかった?」
「いや、探してないな・・・」
「?」
「私のモーテルにあった発電機は動かなかったから」
「・・・大変だったわね。それじゃあ泳ぎましょう!手洗いは抜きで!」
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冷たい・・・温かい風呂に入りたいな。
「ノッキムの服って?」
「私のも一張羅なのよ。買うのは装備一辺倒だったから。唯一のおしゃれがあの服」
明日だ・・・戦意向上のために・・・
「手を握らせてほしい」
ノッキムの腕を掴む。手を胸の間に・・・ねじ込む!
「?フルフルは心臓が無いんじゃなかったっけ?それと、そういうのはビデオだけにしときなさい」
「心臓は再生した。部位欠損のステータスは無いはずだ・・・癖なのかな?」
「素直に"怖い"って言いなさいよ!」
・・・ばれてた・・・もう隠す必要はないな。
「あの時、手足を切り飛ばされて、心臓を串刺しにされて・・・一瞬だけど諦めかけた・・・」
「・・・」
「次は無い・・・必ず斃す」
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「再び相見える時が来たか・・・」
ホントは引き返したい・・・だが、奴は檻のドアだ!その先には出口が待ってる!取り得る選択肢はただ1つだ!
武器を構えて・・・前進する!
奴が手を振った?私にではない。振られた相手が上空から降ってきた!
「単独じゃなかったの!」
「前は単独だった!」
・・・骸骨の数はそこまで多くない・・・作戦変更はなしだ!
「プランA!」
ノッキムを掌の上に乗せる。全力で・・・ブン投げる!
黒鎧まで一直線に跳んで行った!奴は棒立ちだ!こいつの顔に筋肉があったら多分驚いているんだろうか。
「リャァァァァァ」
奴の首のすぐ左を通過した!肩に無数の薬瓶が命中!
HPバーが急速に減少していく・・・見えなくなった!だが斃れない!
あと一撃!予想よりも迅速に近づけるはずだ!
「斃れてない!」
「プランB!」
隣にいた骸骨の手を掴む!・・・そいつを引っ張る!
頭蓋骨を踏み付ける!水面に両足を出して・・・ジャンプ!
剣を前に突きだす!鳩尾に刺さった!
やった!黒鎧は全身からポリゴン片を吹き出した!
「・・・見事なり」
最期のセリフを残して消滅した。
勝った!試練を・・・超えた!次は恐れることはないだろう!
「ヴィスカウント・ゴーディを撃破しました」
“チームリーダー:フルフル
メンバー:2人
戦闘時間:1min
MVP:ノッキム
最大被ダメージ:なし
ラストアタック:フルフル
マックスキル:フルフル”
後ろに会った鳥居が光り出した。潜ればどこへ行けるのだろうか?
「・・・行こう」
2人で歩き出した。




