表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/10

おかわり

 ――カララ。

(うーん、まだ半分もある。今回の期間限定はハズレね。)


「あ、あのへん空いてる。ガラスの衝立(ついたて)の前」

「おけー」


(あ、JK来た。今どきの子は垢抜けてるわぁ)



「みーこ聞いてよ!」

「またあの話?」


(恋バナか?……これ無くなるまで、お姉さんも聞かせてもらいますかね)


「そ、リクの話」

「ほいほい」

「昨日も既読つくの三時間後だよ? 三時間」

「うーわ」

「ありえなくない?」


(ふふっ。そこを待てるのがイイオンナなわけですよ)


「あたしのこと好きじゃないんだと思う」

「えー」

「ぜったいそう」

「決めつけんのはやくない?」

「だってもう一週間こんなだよ?」


(この前の月曜か。私何してたっけ)


「もう諦めようかな」

「えー、もったいないよ」

「だってつらいもん」

「でもリク君のこと、中二の頃からずっと——」

「言わないで」


「あたしさ、たぶんもう一生こんな好きになれない」

「わかるー」


(分かる。けど違うんだなー)


「リクが他の子と話してるとこ見るだけで、心臓がギュってなるの」

「うん」

「これってさ、ふつうじゃないよね」

「ふつうじゃないよ。だってそれ、好きってことだもん」

「なんでわかんの」

「少女漫画で読んだ」


(今も昔もお変わりないようで)


「リクのこと好きなのっていつまで続くんだろ。つらいよー」

「もうスッキリしちゃってもいいんじゃない?」

「ムリムリ!コワすぎ!」

「でもそろそろ夏休みだよ?行きたいとことかあるっしょ。したいこととかさ」


「ある。もしリクと付き合えたらさあ」

「うん」

「毎日お弁当作ってあげたい」

「おもくね」


(重くねぇ。いいと思うぞ、私も作った)


「お弁当作ってさあ、一緒に食べてさあ、一緒に卒業して、同じ大学いってさあ」

「うん」

「慣れてきたらドウセーとかしたり?ずっと一緒にいたい」


(ごめん、強がった。全然お弁当作ってない)

(全然そこまで行けなかった。そこ行く前に終わった。あんたすごいよ。合格。もう言うことなんもない!)


「——で、どうすんの」

「告ろうかな」

「えっ」


 ――ズー、ズズッ。

(待って、急展開)


「言っちゃおうかな」

「ま、まじで」

「うん。しゃべってたら、なんか時間もったいないかもって」

「それでなんて言うの」

「好き」

「超ストレート!いついつ?」

「えー」

「私も協力する!いつ?」

「んー」

 

(私なら一か月くらいで徐々に仲良くなって、ちょっとずつ二人の時間増やして。いいな。また——)


「んー、いまから」

「んぃ今からぁ!?」


「なに!」

「だれだれ!?」


「——あー、いや、あー。……ドリンク追加するから、ちょっと待ってて」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ