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七通目 父からの手紙(ゆきは)
城に勤める父からの手紙
青い墨で書いてあるわと友が言う
隣に住むからとあれもこれも
どんなことも頼める優しい友
リタあなたは素敵な人
ミナ私は無力で愚か
いくら感謝してもしきれない
幼い頃からそしてこれからも
あなたはとても察しがいい人
私のことはすぐに気が付く
もしもあなたに一つだけ
足りないとだだを言うのなら
私には分からない青が何か
赤も黒も色とは何かが分からない
あなたのことはとても好きなの
だから言えない気が付いてなどと
文字も知らない私の身には
告げる手紙も書くことは出来ない
−−− 七通目の背景 −−−
城下町に住むミナとリタ。二人は幼馴染で、家も隣同士。
ミナの父は、城の衛兵。家に戻るのは月に一度。
父は目の見えない娘の身を、隣家の友人とその娘に頼む。




