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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第一章 青の手紙
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七通目 父からの手紙(ゆきは)

城に勤める父からの手紙

青い墨で書いてあるわと友が言う


隣に住むからとあれもこれも

どんなことも頼める優しい友


リタあなたは素敵な人

ミナ私は無力で愚か


いくら感謝してもしきれない

幼い頃からそしてこれからも


あなたはとても察しがいい人

私のことはすぐに気が付く


もしもあなたに一つだけ

足りないとだだを言うのなら


私には分からない青が何か

赤も黒も色とは何かが分からない


あなたのことはとても好きなの

だから言えない気が付いてなどと


文字も知らない私の身には

告げる手紙も書くことは出来ない


−−− 七通目の背景 −−−

城下町に住むミナとリタ。二人は幼馴染で、家も隣同士。

ミナの父は、城の衛兵。家に戻るのは月に一度。

父は目の見えない娘の身を、隣家の友人とその娘に頼む。

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