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水茎はわらいなく  作者: いすみ 静江☆須能 雪羽(二名)
第二章 雪の言伝
33/48

◇ 雪の言伝 序

新章となります。

『第二章 雪の言伝』です。

こゆき(小雪)とゆきは(雪羽)から、雪を題材にしたいと自ずと話が纏まりました。

私達にとって、縁の深い名前。

そこから、雪。

言伝に託した私達の想いが表れていれば、幸いです。

本章もよろしくお願いいたします。


 いすみ 静江☆須能 雪羽

挿絵(By みてみん)


『水茎はわらいなく』


     著/いすみ 静江☆須能 雪羽

     画/こゆき



◇ 雪の言伝 ◇◇◇


雪はすべてを閉ざす、白き扉。

大地も空も、すべてを縛る凍えた鎖。

風は雪狼の吐息。吹雪は雪娘の舞。

その錠は固く、刻の流れさえも留めるだろう。

されど人は知る。その底に命あることを。

されど人は謳う。その次に春の来ることを。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 北の終わりにある氷の門は、雪狼

 の息で閉ざされている。

 その力が尽きぬよう、雪娘たちは

 舞踊る。

 彼らがそれを、やめたとしたら。

 世界のすべてを覆う、凍てつく

 虚無が顕れる。         

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


ゆきは

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