表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/13

きっと、また

———あれから、一ヶ月マミゾウさんと過ごした。

マミゾウさんは案外優しくて、面倒見のいい人だった。口調が古めかしいおじいちゃんなのはきっと大昔から生きているからだろう。でも、そこを抜けばただの可愛い少女。寝顔が特に良い。

マミゾウ「のう、典明」

「はい」

マミゾウ「河童から聞いた噂じゃがな、地霊殿の奴らと博麗の巫女が人探しをしておるようでの。そのヤツの特徴は、黒髪、平均身長、細身。と何ともまあ本人をバカにするような特徴でのぉ」

「…それが僕かもしれないと」

マミゾウ「まあ待て、話は終わっとらん。話によると、必死に探しておるようでの、なにしろ博麗の巫女は涙目で捜索を願うほどじゃったそうじゃ。そしてもう一つ。探している人間の名は足利典明と言うらしい」

「……」

マミゾウ「儂はお主を突き出すつもりはない。お主がここに居たいならここに居ろ、世話はしてやる。お主が見つかりに行くなら、儂は止めん」

「なら、そんな悲しそうな顔しないでください…」

マミゾウ「っ⁈…いつの間に………だって……久しぶりに人間と関わったのだからの。寂しんじゃよ。せっかくここまで仲良くなれたのに。のう…典明や。お主はきっとアイツらに必要とされておる」

「そうですね」

マミゾウ「わかっておるなら何故——」

「あの時死のうとしたのか。さとりさんの、あの表情がこびりついて居たんですよ。化け物を見るような怯えたあの目、あの顔」

マミゾウ「…そうか。」

「それに僕だって寂しいです。せっかくマミゾウさんと仲良くなれたんですから」そう言って僕はマミゾウの手を握ってあげる。柔らかくて暖かかった

マミゾウ「っ……そんなことするでない。泣いてしまうじゃろ……それにもっと離したくなくなるではないか…」

「会いに来ます」

マミゾウ「へ…?」

「僕があっち戻っても絶対マミゾウに会いに行きますから…」

マミゾウ「…ふん…ばかもんが。ほら、行った行った。たまには帰ってくるんじゃよ…讃岐うどん作って待っておるから」

「っ…はい。絶対」そう約束して、僕は霊夢に自ら捕まりに行くのだった———

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ