ずっと一人で
逃げて、逃げて、気づいたら、山の中にいた
「こ…こ…なら…」
(一人で死ねる)
僕はもう、体力も限界状態で、肉体が疲労していた。このままここで寝たら妖怪が来て勝手に食べてくれるだろう。それでいいんだ。正体不明は正体不明らしく、一人で死ねばいい。
「……」
???「お主、ここで何をしておる」
「誰だ…」
急に現れたやつは、化け狸だった。尻尾が大きい。きっとかなり力があるのだろう。大妖怪というやつか
マミゾウ「儂は二ツ岩マミゾウじゃよ。小僧。怪我をしておるではないか。その目、死のうとしているじゃろう。正直、儂には関係ないのじゃがな、お主が死んだら、きっと悲しむ奴がおろうて」
「そんなこと絶対ない」
マミゾウ「なぜそう言い切れる?お主の目は守り切って満足した目じゃ。守って感謝を述べない無礼者はおらんじゃろうて。例えおったとしても、お主がやったことはきっといいことじゃ。」
「……」
マミゾウ「ふむ、儂が今ここで見捨てるのも一興じゃが……儂の面子に関わる。無理にでもお主を助けさせてもらうぞ」
もう、どうでもよかった。生きるか生きないかなんて、どうでもいい。気づかない間に僕は気絶していたようで、目覚めると知らない天井があった
「ここは…」(そうだ、思い出した、あのマミゾウとか言う化け狸に匿ってもらっているのだった)
マミゾウ「起きたか、いやはや、びっくりしたぞ、気づいてたらお主が気絶していたもんじゃから」
昨日は暗くてよく見えなかったが、マミゾウさんは尻尾が大きいだけの少女みたいな化け狸だ。なぜ口調がおじいちゃんなのだろう。追求したらダメな気がしたので質問はしなかった
…これから、どうゆう生活が待っているのだろう。この、嫌われた僕に




