【超能力先輩とタイムキーパー】
万「生徒会から依頼だよ~。2人も来る?」
椛「ちなみに、俺は依頼があるときはサボらねぇからな」
時「そうなんすか? じゃあ、行きます」
幽「じゃあ、霊音はまってて。絶対余計なことしないでよ?」
霊「するわけないじゃない」
ち「余計なことって?」
幽「受験勉強してる僕の隣で、黒板をひっかく音を鳴らしたりすることです」
椛「質の悪い余計なことだな!!」
生徒会室にて……
時「ただの荷物運びに、5人も必要でした?」
椛「お化けが手伝ってくれてるから5人なのかは分かんねぇけどな」
万「…………」ガクガクブルブル
幽「首なしさんもまやかしさんも怖くないですよ?」
ち「私は霊音ちゃん以外見えないけど、先輩達には見えてるんですよね?」
椛「ああ、落ち武者みたいな幽霊と、すっげぇ透けてる小太りのおっさんが見える」
ち「まやかしさんってオジサンなんですか!?」
幽「これでも48歳だって怒ってますよ」
椛「年相応のオジサン具合じゃねぇか。怒られる謂れはないだろ」
椛「それで、なんで万はずっと黙ってるんだ?」
万「話しかけんなよ!! 俺がお化けに目を付けられたらどうしてくれるんだよ!? 殺すぞ!! お前のせいで死んだら化けて出てやるからな!!」
ち「そんな風にビビってる方が首なしさんとまやかしさんの反感を買うような気がします……」
万「は、全然ビビってねぇし……? よ、余裕だし」
時「欠片ほどの余裕も無さそうっすけど」
ち「これから階段昇るんですから、落ち着いてくださいね?」
万「だ、だ、だ、大丈夫だし……」
椛「仕方ないから俺が後ろに付いててやるよ」
万「ありがてぇ。椛が天使に見えるよ」
椛「キモいこと言ってんじゃねぇよ。蹴り落とすぞ」
ち「じゃあ、先輩の隣を私が固めてあげますね」
万「出来れば手も繋いでもらえると安心します」
ち「下心なのか恐怖なのか分かんないんですけど!?」
幽「首なしさん、まやかしさん、万先輩から離れてあげて」
時「だからって最後尾を歩かせるほどか……?」
万「ふぅ、階段も終わったし、もうすぐで荷物運びも終わりだね。お化けの方々もご協力ありがとう」
椛「せめて目を見て言え。失礼すぎるだろ」
ち「情けない部長に変わって私がお辞儀しておきますね」
椛「見えない奴がお礼を言うなよ。方向全然違うぞ」
幽「お礼なんて大丈夫だよ。って言ってます」
椛「幽霊めっちゃいいやつじゃん。それに比べてこっちのメンバーは……」
ち「見えないから仕方ないじゃないですか!!」
万「だってお化けこわいだぁぁfkgdか」
椛「せめて日本語を話せ」
幽「一回荷物置きますね……。よいしょっと」
ズルッ!!
幽「あ……」
椛「やべぇ!!」
ち「……!!」
万(しまった!! 遅れた……!?)
時「幽見、大丈夫?」
幽「え、あ、うん。うん?」お姫様抱っこ~
ち「い、今のって……?」
時「別に。時間を止めて、落ちてくる幽見を受け止めただけっす」
椛「時間停止能力者!? クソ強そうな能力だな!!」
万「さすが椿先輩の弟……」
時「いや、制限も多いし不便っすよ。それと、時間停止だけじゃなくて、逆行も加速も自由自在っす。時間操作能力って方が正しいっすね」
幽「あの、助けてくれてありがとうなんだけど、下ろして?」
ち「そういうのって、私と先輩の役目じゃないんですか!?」
万「何に対する文句!?」




