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【霊能力後輩と活動……?】

万「はろ、遅くなってごめんよ」

ち「せんぱーい!! 一番最初の授業なのに、めちゃくちゃ課題出されました~!!」

楓「新しい数学の先生、ちよが数学苦手なの知ってたしね」


万「ああ~。そっちで平然とした顔でメイクしてる愛も特別課題出されてたね」


ち「分かんないんで教えてくださいよ~!!」

楓「自分でやらないと身にならないんじゃない?」

万「友田さんの言う通りだよ。まぁでも、少しは教えてあげるから、一緒に頑張ろう?」


愛「万って幼女には甘いよね。私が頼んだ時はやってくれなかったのに」

万「愛の場合は課題を押し付けようとしたからでしょ!!」


幽「……あの、ちょっといいですか?」


万「どうしたの、空木くん」

幽「いや、ツッコミどころが多すぎて、何から処理するべきか分かってないんですけど」


幽「まず、貴方は誰ですか? 今日の依頼人みたいな感じですか?」

楓「あ、私? 2年の友田楓!! ちよの友達で、依頼はないです!!」


幽「えと、部員なんですか? 何かの能力者……?」

楓「ちょっと忘れ物が多いだけの普通の人間です!! ただ遊びに来てるだけ」

幽「あ、遊びに来てる……?」


幽「ま、まあいいや。えと、じゃあ、鏡柳先輩は、どうしてメイクしてるんですか?」

愛「え、部活終わったらヘアスタイルモデルの仕事があるから」

幽「ああ、依頼の一環なんですね!!」

愛「ううん。個人的な趣味」


幽「……ん? え、あ、ん?」


幽「えと、女の鏡柳先輩が男の鏡柳先輩にメイクをしているのは、依頼とは関係なくて……」

愛「男の私があえて女装するのが可愛いかなと思って。両性に敗北感を与えられるでしょ?」


幽「な、なるほど? 全然理解できなかったですけど、いいです」


幽「小桜先輩は、どうして部活中に宿題をやっているのでしょう?」

ち「私、数学苦手なんだよねー。先輩に教えてもらおうと思って」

幽「小菊先輩は、部長ですよね? いいんですか?」


万「ま、依頼ないし、いいんじゃない?」

幽「えっと、この時期は依頼が少ないから、勉学にいそしむ時期とかってことですか?」

楓「あはは。依頼とかめったに来ないよね」

ち「月に一回来ればいいほうだよ」


幽「じゃあ、最後のツッコミなんですけど、岸先輩と時雨くん、どうして来てないんですか?」

万「君のような勘のいいガキが嫌いだよ。っていう冗談は置いておいて、椛はサボりって聞いてる。そして、時雨くんがそれに付き合ってサボったっていうのも千里眼で見た」


幽「霊音、僕はこの部活でやっていけるか不安だよ」

霊「なんていうか、掛ける言葉が見つからないわ」


万「……!?」ビクゥ

愛「わ、居たんだね」


幽「えと、僕たちは、校長先生から、悩んでいる生徒を超能力を使って手助けする部活だと聞いているんですけど……?」

万「それは間違いではないけど、単なる大義名分だね」

愛「最近、いつ活動したっけ?」


ち「さぁ?」

楓「春休み前になんかやったっけ?」


万「生徒会絡みで何かやったような……?」


幽「もう一度言うけど、不安だよ霊音。僕はどうしたらいいんだろう……?」

霊「大丈夫よ。まったりできる部活なら、それはそれでいいんじゃない?」


万「幽霊にまったりされるのはゾッとするんだけど」

霊「私、一応幽霊ではないですからね? 何でもない存在っていうのが一番いい表現かしら」

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