【サーモキネシス先輩とレジ袋】
ち「パンケーキ美味しかったですね!!」
椿「そうね~。たしか、映画まではまだ時間があるのよね?」
楓「まだ30分ぐらいは余裕ありますね」
椿「少しコンビニに寄ってもいいかしら?」
楓「大丈夫ですよ」
店「いらっしゃっせー」
ち「あ、ねぇ楓、コレって葵先輩がおすすめしてたお菓子じゃない?」
椿「ああ、あの娘、意外とコンビニスイーツとか好きだものね」
楓「本当だ。めっちゃおいしそう」
ち「パンケーキ食べたばっかりじゃなかったら、買っちゃったよ……」
ち「ってあれ、先輩、コーヒー飲むんですか?」
椿「うん、口の中が甘すぎて気持ち悪いのよ」
楓「先輩、生クリーム上乗せしてましたもんね」
店「一点、お預かりしまーす。レジ袋お付けいたしますか~?」
椿「はい」
店「ありがとうございました~」
ち「……椿先輩、袋、必要でした?」
椿「要らないわよね。貰ってから気付いたわ……」
楓「ま、まぁ、レジ袋便利ですし、いいんじゃないですか?」
ち「素朴な疑問なんだけど、レジ袋って普通に売ってるよね?」
椿「売ってるというと誤解がある気がするけど、言わんとすることはわかるわ」
楓「スーパーとかのゴミ袋コーナーに似たような奴が並んでるよね」
ち「……レジ袋ではなくない?」
楓「え、じれでもらえる袋だからレジ袋でしょ」
ち「でも、絶対、正式名称あるよね。ビニール袋的な……?」
椿「ビニール製ではなくポリエチレン製だと思うけど」
ち「そう、ポリ袋って言いたかったんですよ!!」
楓「ポリ袋も正式名称じゃない気がする……」
ち「じゃあ、何? 袋が正式名称?」
椿「どうして、そんなに正式名称に拘るのかは分からないけど、ポリ袋が正しい気がするわ」
楓「略さずにいうとポリエチレン製袋って言うんですかね?」
ち「レジ袋ってどこから来たの?」
楓「それは普通にレジで配るからでしょ」
ち「レジでもらった袋をレジ袋と呼ぶのは理解できる」
ち「でも、市販のポリ袋をレジ袋と呼ぶのは納得いかない!!」
ち「エチケット袋として持ち歩いているのに、レジ袋って言われるのは解せない!!」
楓「パンケーキ以上の熱量でしゃべるじゃん。今日のメイン、レジ袋議論なの?」
椿「お店に売ってる袋のパッケージ、なんて書いてあるのかしら?」
楓「商品名とかってことですか? どうなんでしょうね」
ち「そこ!! スーパーに売ってる袋の名前、『多機能レジ袋』って書いてあるんだよ!? 許せなくない?」
楓「全然許せるよ。すごくわかりやすいし、その通りすぎる名前だよ」
椿「たしかに、レジの袋じゃないのに多機能レジ袋と呼ぶのは違和感があるわね」
楓「あれぇ!? まさかの私がアウェー……?」
ち「そもそも、そこまで多機能でもない!! しょせん、袋は袋!!」
楓「なんで一瞬で袋アンチになっちゃったの!?」
椿「いやいや、レジ袋は結構多機能よ!!」
楓「こっちには袋ファンもいる……!!」
楓「いや、袋アンチとか袋ファンって何!?」




