【超能力先輩と惚気】
万「小桜さんの目って可愛いよね」
椛「……」
愛「……」
万「小桜さんの目って可愛いよね」
愛「ねぇ、この漫画の続きってどこにある?」
椛「ん? あ~それ、友田に貸してるんだ」
万「小桜さんの!! 目って!! 可愛いよね!!」
愛「うるさ」
椛「聞こえてるよ。ただ触れなかっただけだ」
万「小桜さんの目って可愛いよね」
椛「今日、それしか言えない縛りでもしてるのか!?」
愛「それが何なの」
万「この前、デートの最中に小桜さんの顔を見つめたんだけど」
愛「キモ……」
万「その時思ったんだよね」
椛「何を?」
万「小桜さんってちっちゃくてかわいいなぁって」
椛「おい、目の話はどうなった?」
万「間違えた。小桜さんの目って、めっちゃ可愛いんだよ」
椛「そこまで目を見たことがないから分かんねぇよ」
愛「女の子の目を覗き込むとかキモいからやめた方が良いよ」
万「あのね、よく見るとね、目にハートが浮かんでる感じがあるんだよね」
愛「それは万の前だけだよ」
椛「そんなん、お前も同じだわ」
愛「ところで椛は友田さんのどこが好きなの?」
椛「うっぜ……。別にどこってわけでもねぇよ。向こうから告ったわけだしな」
万「顔?」
椛「お前と違って顔で選んでない。しいて言うなら、声? それか口調」
愛「何その趣味、椛って声フェチだっけ?」
椛「普通の声じゃなくて、心の声。普段は塞いでるけど、気を抜くと他人の心の声が入ってくるからさ。その時に聞こえる友田の声が綺麗だったから、かなぁ……?」
万「小桜さんって声もかわいいよね」
愛「あーあ、椛のせいで戻っちゃったじゃん」
椛「コイツは、元からこんなもんだろ」
万「ちょっと冷たいけど、舌ったらずな感じ。手繋いだ時の吐息めっちゃエロいよ」
愛「キモ。コレが原因で別れればいいのに」
椛「それで言ったら、友田のおねだりするときの仕草もかわいいぞ。上目遣いで手を合わせてくるんだ」
愛「うーわ。コレ、完全に僕がアウェーなんだけど」
椛「なぁ、愛は富士見のここが好きとかってないのか?」
愛「なんで!? 富士見が僕を好きなのはわかるけど、僕は富士見を友達としか思ってないからね」
万「実際どうなの?」
愛「いや、たまに可愛いと思うし、かっこよくて頼りになるとは思うけど……」
椛「そういえば、生徒会演説の時の富士見、いつもとは違ったよな」
愛「まあそうだね。事前に何回も練習して、リハーサルも完璧にこなしてたし、ミスが起きないように先生との打ち合わせとか、いろいろ頑張ってたみたいだし」
万「なんか、詳しくない?」
愛「いやいやいや、何回か相談されたからだよ? 別に手伝ったわけじゃないよ?」
椛「そういえば、演説の数日前から部活もモデル業もサボってたな~?」
愛「いや、ホントに違うから。それに富士見は僕の顔だけが好きなだけだし!!」




