【超能力先輩とOG】
椛「じゃ、今日は帰るわ」
愛「あ、僕も帰ろうかな~」
万「あれ、2人とも帰るんだ? じゃあ、今日は部活休みにしようかな」
ち「そんなに緩くていいんですか!?」
椛「卒業式直後は依頼なんて来ねぇよ」
万「生徒会も暇になるらしいし、休むらしいよ」
ち「なら、休みにしますか……?」
椛「あ、ひさしぶりに飯食いに行こうぜ」
愛「バカ。万と小桜ちゃんは付き合い始めたばっかりなんだから、デートとかするでしょ」
万「う~ん。そんな風に気を遣われると恥ずかしい……」
椿「あなた達? なんで帰ろうとしてるのかしら?」
愛「ひょえ!?」
椛「つ、椿先輩!? なんでここに……?」
椿「卒業はしたけれど、あなた達がサボらないか見張るために遊びに来たのよ」
万「あはは。お見通しなんですね……」
ち「さすが椿先輩。三馬鹿超能力者をよく理解してらっしゃる」
万「三馬鹿!?」
愛「僕たち、そんな風に思われてたんだ」
椛「ちょっと言い返せねぇ……」
椿「目を離すとすぐに部活をサボろうとするなんて、三馬鹿でしょう」
椛「広めたのは椿先輩なんすね……」
愛「でも僕たちにも言い分はあります!!」
椿「……一応聞いてあげるわ。言ってみなさい」
愛「僕は今日、モデルの仕事があるので帰ります」
椿「嘘おっしゃい。最近少なくしてるの知ってるのよ」
椛「俺は友田と出かけます」
椿「楓ちゃんは演劇部の練習で他校に行ってるでしょ」
万「あ、俺と小桜さんはデートしようと考えてました!!」
椿「部長自らサボるなんて言語道断よ」
椿「それにちよちゃんは1年生のうちからサボることを覚えちゃダメよ」
ち「異議あり!! 先輩が勝手に言ってるだけでサボりませんからね!?」
万「小桜さん、俺とデートするの嫌?」
ち「少なくとも部活サボってまでデートする気はありません。今度の休日にしましょう」
愛「行くには行くんだ……」
椿「とりあえず、あなた達はお仕置きとして私の依頼を引き受けてもらうわ」
椛『また猫カフェっすよね?」
愛「毛が付くから嫌なんですけど……」
椿「安心しなさい。今日は鳥カフェよ。ハシビロコウのハッシー君を見に行きたいの」
万「ハシビロコウ!? ハッシーって……ネーミングセンスなさすぎじゃないですか!?」
愛「お店の人に失礼すぎない……!?」
椿「名付け親はお店の人じゃないわ。一般から募集したアイデアを投票して決めたらしいわ」
椛「ハッシーいい名前じゃん。ポップでキャッチ―だろ」
愛「名付け親さんに失礼だからやめた方が良いよ」
椛「誉めてるだろ!! 失礼じゃねぇよ」
椿「いや、あなたにネーミングセンスを褒められるのは……」
万「部室にヘスティって名前つけるぐらいだしね」
ち「シャーペンを鉄人28号って呼ぶ人とセンスが同じだと思われたくないです」
愛「ハッシー。もう少し捻った名前にできなかったの?」
椛「俺が名付けたわけじゃねぇよ!? こっち見んな……!!」




