表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

250/850

【サーモキネシス先輩と卒業】

葵「桜のつぼみが見え始め、春の訪れを感じる季節となりました。本日、卒業式を迎えられた皆さま、ご卒業おめでとうございます。先輩方の大きな背中を見て、私たちは憧れを胸に入学しました」


ち(今日は3年生の卒業式。つまり、椿先輩とは今日でお別れになってしまう)


葵「大きな壁にぶつかったとき……」


キィィーーンッ!!


ザワザワ……


椛「マイクトラブルがありました。交換しますのでしばしお待ちください」


卒業生「会長ちゃん、頑張って~」

卒業生「楽しい思い出になるから、緊張しなくていいよ~」


椿「フフ。葵、大丈夫よ」


葵「……グスッ!! 大きな壁にぶつかったとき……」


楓「ヤバい。会長さんが泣いてるの見たら私も泣きそうかも」

ち「ハンカチは?」

楓「カバンに忘れてきた」

ち「……だと思った。ほら、貸してあげるから」


しばらくして……


先生「それでは、卒業生が退場します。拍手でお見送りください」


生徒1「せんぱーい!! 卒業しないで~!!」

生徒2「今までありがとうございましたー!!」


ち「……来年は、私があんな風に言う番なのかな」

楓「そうだね。なんかちょっと、寂しいかも」


楓「ところで、先輩たちは? さっき椛先輩がマイクの交換してたけど……?」

ち「お察しの通り、手伝いとか作業とかをやってるよ」

楓「だと思った。先輩達も椿先輩の門出をお祝いしたいだろうにね」


ち「先輩たちのことだから、自分の卒業式でも手伝いとかやってそうだよね」

楓「さすがにそんなわけないでしょ」


楓「いや、無いとも言い切れないか……」

ち「そこは否定してあげてよ!!」


超能力研究会部室にて……


万「ふぅ、やっと終わった~」

椿「ずいぶん遅かったわねぇ?」

椛「富士見が片付けて積み上げた椅子を倒したんですよ」


椿「あら、それは大変ね。葵に怪我はなかった?」

愛「あの頑丈生徒会長が怪我すると思いますか?」

椿「愚問だったわね」


ち「いじめかと思うほど、ひどい言い草ですね」


ガラガラッ!!

男1「なぁ、今日って愛ちゃん来てないの!?」

愛「スイマセン先輩、今日は僕なんですよ」

男1「そっか……。仕方ねぇか……」


ガラガラッ!!

女1「今日って愛くん居ますか!?」

愛「ごめんなさい先輩、今日は私なんですよ」

女1「そう、残念……」


ち「一瞬で性別替えましたね!? 一体何なんですか?」

椛「懐かしいな。卒業式名物、百連告白」

万「説明しよう。百連告白とは、ハイパーイケメン&美少女の愛が卒業生の皆様にめちゃくちゃ告白されることである。ちなみに、愛が卒業するときは二百連告白ぐらいになるぞ!!」


椿「万はテンションどうしちゃったのよ……」

愛「それ全部断るこっちの身にもなってよ~!!」


椛「そういえば、椿先輩も何回か告白されてましたよね」

椿「そうね。私もお断りしたけど」


万「あ、やっぱそうなんですね」

ち「……なんですかその顔。彼女的にギルティなんですけど~!!」


万「いや、そういうのじゃないよ!? ただ普通に、モヤッとしただけで」

椛「それがギルティなんだろ」


椿「でも、ちよちゃん。葵が告白されてる現場を見たらどう思うかしら? 椛とか」

ち「……モヤッとしますね。本当に葵先輩とか岸先輩を幸せにできるのか?みたいに思います」


万「そう!! あくまでそういう感情。ちっちゃいときの椿先輩は可愛かったけど、小桜さんには負けるから。やっぱり幼女は童顔じゃないとね!!」

椿「誰が老け顔ですって?」

ち「幼女じゃないです!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ