【超能力先輩とゲーミング○○】
椛「なぁ、万。相談があるんだが……」
万「うん? いつになく真剣な表情だけど、どうしたの?」
椛「カーテンの部屋の方にさ、ゲーミングチェアを置こうと思ってるんだけど、どうかな?」
楓「ここってゲーム部ですか?」
万「違うよ!? 真顔で何言っちゃってるの……?」
万「えーと、まず、相談してきたことは褒めてやる」
ち「相談内容が褒められることじゃないですけどね」
万「そのうえで、『どうかな?』ってどういうことだよ!! 全然意味わかんねぇよ!!」
万「なにが『どうかな?』だよ。ダメに決まってるだろ。なんでOK貰えると思ってんだよ!!」
万「むしろ『いいですか?』とかじゃなく、『どうかな?』って聞いて来たのが腹立たしいわ!!」
椛「おい、俺の『どうかな?』に3回もツッコミ入れるなよ」
椛「あ、そうだ。ゲーミングノートと、ゲーミング枕も欲しい。あと、ゲーミングテーブル」
万「全部却下だよ!! 一つとして部室に持ち込むなよ? 持ってきたら富士見に言うからな」
椛「えぇー、別にいいだろ。迷惑かけないし」
ち「逆に椿先輩とか校長先生に何て説明するんですか?」
楓「ゲーミングチェア運んでるところを見られたら気まずすぎるよね」
ち「そもそも、ゲーミングノートとかゲーミング枕って何ですか!?」
椛「ゲームにまつわるメモを残すノートと、ゲーム中に眠くなったときに使う枕」
楓「それ普通のノートと枕ですよね!?」
ち「だいたいにして、なんにでも『ゲーミング』って付けるの流行ってませんか?」
万「俺はゲームやらないから詳しくないんだけど、どういうのがあるの?」
楓「ゲーミングPCとかは知ってるけど……」
椛「まぁ、その名前の通り、ゲームを遊ぶのに適したパソコンだよな」
ち「それは納得できるんですよ。ただ、ゲーミングチェアとかテーブルって意味わかんないですよね」
ち「普通のテーブルとイスじゃダメなんですか!?」
楓「言われてみれば確かに」
椛「いやいや、ゲームに適した椅子とかテーブルがあるんだよ」
ち「ゲーミング枕は?」
楓「ゲームに適した枕ってことですか?」
椛「そう!! あえて寝心地が悪いことで仮眠程度で抑えられる!!」
万「普通に寝ろよ。そこまでしてゲームがやりたいの?」
椛「当たり前だろ!!」
楓「この人、もうダメかもしれない」
ち「ゲーミングメガネとか、普通のブルーライトカットメガネじゃないですか!!」
椛「いや、それ以外にも効果があるんだよ……」
ち「ゲーミングマウスなんて、ただの特殊マウスですよね!? 無駄に光る機能必要ですか!?」
万「え、最近のマウスって光るの? 何のために?」
楓「それは……人類の謎です」
万「え、そこまでの議題なの!? Eスポーツってそんなにすごいの!?」
椛「いや、そんなにキラキラした目で見られると……」
万「よくわかってないんだけど、なんでゲームでお金がもらえるの?」
椛「それは、えーと……」
万「あ、分かった。ゲームを使ってデスゲームをやってるんでしょ? そこから賞金が出てるんだ!!」
楓「それ、どこの知識ですか!?」
ち「たぶん、ライトノベルとかだと思う」
椛「あの、ゲーミングチェア持ってこないんで、キラキラした目で見つめてくるのやめてもらっていいですか……?」




