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【私と男装】

麻「こんにちわ、小桜さん」

ち「あ、ハイ。こんにちわ?」

ち「えっと、今日、先輩たちは別な依頼に行ってて……」


麻「知っています。それを狙って来ました」

ち「あ、私に用事ですか? でも、薬は飲みませんよ?」

麻「いえいえ、一般人に安全性が保障されていない薬は飲ませませんよ」

ち「そこの良識は残っていて安心です!!」


麻「小桜さんは、コスプレが好きなんですよね」

ち「ん!? それは誤解ですね。自発的じゃなく、先輩に着せられてるだけです」


麻「こういった衣装を用意したんですけど、どうですか?」

ち「話聞かないんですね!? なんですか、コレ?」

麻「とあるアニメに出てくる名門小学校の制服です」

ち「マジのコスプレグッズだ!! え、これがどうしたんですか!?」


麻「小桜さんのサイズに合わせてありますので、着てみてください」


ち「なんで私!?」


麻「私は岸君に勧められてアニメを見始めたんですよ。勧められた作品とは別に、自分で興味があった作品も見てみたんですが、とても素敵な作品でして……」

ち「それが……?」

麻「そこで私は思ったんです。ショタに押し倒されたいなぁって」


ち「急にどうしちゃったんですか? 頭のネジ飛びました!?」

麻「偶然、私の推しと小桜さんの身長が一緒であることを知ったので、ぜひ着てもらおうと思ったわけです」

ち「えっと、私と薬先輩の身長、そんなに変わらないですよね。自分で着るっていうのは……?」


麻「さすがの私も自分で自分を押し倒すことは出来ないので」

ち「えぇ~。まぁ、せっかく用意したんだったら、着ますけど……」


ガサガサゴソゴソ……


ち(それにしても、コスプレする機会が多いなぁ。ここ、超能力でいろいろする部活だよね!?)


ち「着ましたよ?」

麻「ああ、レンきゅん!! かわいしゅぎりゅ……」

ち「ヒィィ!! 薬先輩の目が壊れた!!」


麻「レンきゅんが目の前に……。あの、手をつないでもらってもいいですか?」

ち「中身は私ですよ!? いろんな意味で大丈夫ですか!?」

麻「今度、生やせる薬を作りますね。ハァハァ」

ち「一番ヤバいタイプの変態だった!!」


ち「手の触り方がいやらしい!! なんで、手のひらの(しわ)なぞるんですか!?」


万「なんか、小桜さんの悲鳴が聞こえた気がしたんだけど、どうしたの!?」

ち「あ、先輩!! 助けてください!!」

万「えぇ、何この状況!?」


万「えっと、マッドサイエンティストの薬さんだよね? なにしてるの?」

麻「ショタを押し倒しています」


万「あー、えっと、なんかお取込み中? 小桜さん、どこにいるか知らない?」

ち「先輩、押し倒されてるのが私です。気づいてないんですか!?」


万「本当だ!! その声は小桜さん? なにしてんの?」

ち「押し倒されてます。助けてください!!」

万「なんで、男の子の服着てるの? そういう趣味?」


ち「本気のドン引き顔してるじゃないですか!? 私の趣味じゃないですよ~!!」

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