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【超能力先輩と魔女】

ち「先輩、魔女って知ってますか?」

万「……まぁ、知ってるよ」


ち「魔女って、当たり前ですけど、女の人ですよね。男の場合、なんて呼ぶと思います?」

万「魔女の反対? なんだろう、魔男(まだん)なんて聞いたことないしなぁ」

楓「あれ!? 2人って付き合い始めたんだよね? そんな感じでいいの!?」


万「そんな感じって、どんな感じ?」

楓「あんまり前と変わってないような気がするんですけど!?」

ち「えーでも、元々仲良かったわけだし、そんなに変わんなくない?」

万「強いて言うなら、俺と小桜さんの椅子の距離が少し近くなった」


楓「なにその、些細な違い……」


椛「そうは言っても、俺とお前もあんまり変わんないだろ? つまりはそういうことだ」

楓「でも、私が先輩の家に行くようになったのは、付き合ってからですよね」


ち「いやまぁ、私と先輩のことは置いといて、魔女って何だと思います?」

楓「先輩との関係より、魔女の話の方が重要なの!?」

椛「その言い草はさすがにやべぇな……」


万「あ、一般的に考えられる魔女って翻訳のミスらしいよ。性別を分けるような意味合いはないんだって」

椛「お前もそれでいいのか!? 少しは気にした方が良だろ!!」


ち「魔女って女の人じゃないんですか?」

万「もともとは、悪魔の手下になった人間を指すらしいよ。悪魔と肉体関係を交わすことで超常的な力を得ると考えられており、魔女狩りにて女性が狙われたのは、そういった考えによるもの。男性でも魔女とされることは多く、財産を奪われることが多かった。だそうです」

椛「調べたやつ読み上げただけかよ……」


万「ちなみに、魔女衣装用意してあるけど、着る?」

楓「なんで、そんなもの用意してるんですか!?」

ち「あ、私ホウキ使って空飛んでみたかったんですよね」

椛「出たな、メルヘン小桜」


ち「なんですか、その熟れない女芸人みたいな名前」


万「まぁ、こんなこともあろうかと思って、ホウキも用意してあります。ちゃんと竹ぼうき」

ち「おお、用意周到ってレベルじゃないですね。ちょっと引きます」

万「どうです。ウチの彼女のジト目、可愛いでしょう」


椛「2人ともぶっ飛んでるなぁ……。あれ、衣装、もう一着あるぞ?」

万「それ、友田さんの分。ホウキももう1本あるよ」

楓「なんで私まで!? しかも、サイズもちょうどいい!!」


しばらくして……


椛「じゃ、ホウキ浮かすぞ~」

万「落ちても受け止めるけど、最大限気を付けてね」


ち「あ、あんまり高くすると葵先輩に見つかっちゃうんで……」

椛「ああ、任せておけ。それなりの高度は維持してやる」

楓「ウワー先輩ハタヨリニナルナ~(棒)」


ち「めちゃくちゃ棒読みじゃん。心の底から嫌がってるね」

楓「だって、私別に空飛びたくないもん!!」


フワァ~


楓「まって、これ結構怖い!! 下ろしてください。無理無理!!」

ち「え~。フワフワして楽しいじゃん。楓はビビりだなぁ……」

万「まぁ、ホウキの上でバランスとるの難しいよね」


椛「とりあえず、浮かべるだけ浮かべたから、俺はもう行くぞ? 帰ってゲームやる」

楓「あ、私も帰ります!! 椛先輩もやってみてくださいよ。ホントに怖いですよ」


万「2人ともバイバイ。あとは俺が操作するね」


ち「わ~い。先輩、これ凄いですよ~」

万「うんうん。そうだね。とてもすごいね」


ち「……先輩?」

万「うん?」

ち「先輩、セクハラは辞めてください。確かに私は魔女っぽいことをしたいとは言いましたけど、パンツを見るなァァァ!!!」


万「ふへ、幼女が黒パンツ履いてるのも興奮するな……。次は紐の奴かレースの奴がいい」

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