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【超能力先輩と歯磨き粉】

ち「遅くなりました~」

万「ハロー。今日は友田さんも来たんだね」

楓「はい。サボりました」


万「よく平気な顔で言えるね……」

ち「話変わりますけど、先輩、禍々しい色の本読んでますね。奇抜すぎて目が痛いんですけど」


楓「毒ガスとかアメリカの歯磨き粉みたいな色だよね」

万「それ、どういう偏見!? 確かに緑とか青とか紫とか混ざってるから、工業排水みたいな色してるけど……!!」


ち「そのやばい魔導書、どんな内容なんですか? 日本語じゃない未知の言語で書かれてそうですけど」

万「普通のミステリー小説だよ」

楓「いや、絶対嘘ですよね!?」


万「嘘じゃないよ!?」

ち「どこの出版社が、そんなとち狂ったミステリー小説発行するんですか? 作家の薬物を疑いますよ!!」

楓「どうでもいいけど、その場合疑うべきは作家じゃなくて編集者さんとかそっち系じゃない?」


万「えぇ~。2人とも知らないの?『首絞め!? 歯磨き粉溺死事件』」

ち「そんな意味わかんない本どこで見つけてくるんですか!?」

楓「適当に言ったつもりのアメリカの歯磨き粉が当たっちゃったよ……」


ち「そういえば、歯磨き粉って、()じゃないですよね」

万「急に流れ変わったなぁ!!」

楓「ちよー? アレは粉、アレは粉、アレは粉」


ち「洗脳しようとしないでくれる!?」

楓「復唱して、アレは粉、アレは粉、アレは粉」

ち「まだあきらめてないんだ!?」

万「友田さん、気持ちはわかるけど、とりあえず話は聞いてあげようよ」


楓「ちよ、なるべく短めに済ませてね」

ち「人の好奇心をそんな扱いするのやめてくれないかな!?」


ち「と、とにかく!! 歯磨き粉って、全然粉じゃないですよね。むしろ、アレは何ですか?」

楓「でも粉っぽいのは言ってるでしょ。ハイおしまい」

ち「めちゃくちゃ雑な扱いしてくるじゃん。そんなに面倒?」


万「まぁ、言うほど粉じゃないし、かといって液体とも呼べないし……」

楓「アレは粉です。誰が何と言おうと粉です」

万「こっちもこっちで頑固だな~……」

ち「炭の歯磨き粉とかあるよね。アレは粉っぽさあるけど、完全に粉感ない奴が許せない」


万「粉感あって口の中がジャリジャリする方が嫌だけどね」

楓「じゃあ、ちよは何使ってるの? 炭の奴?」

ち「G〇M」

万「それ全然粉じゃない奴だよね!? 許されざる歯磨き粉の代表格だよ!!」


ち「だって、口の中ジャリジャリするの嫌じゃないですか」

万「その意見は一致してたんだ……」


楓「じゃあ、小菊先輩もG〇Mですか?」

万「いや、プ〇キュアのやつ」

ち「本気で言ってます!? 今までで一番引きました」

万「さすがに嘘だよ!! ク〇ニカのオレンジのやつだったと思う」


楓「……両方粉じゃないですね」


万「そういう友田さんは何使ってるの?」

ち「そうだよ。粉粉うるさいけど、何使ってるのさ!!」

楓「粉粉うるさくし始めたのはちよだけどね」


楓「私はアレです。N〇NIO」

万「伏字の意味!!」


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