【超能力先輩とドローン】
卓「超能力研究会、手は空いてるか?」
愛「あ、馬瀬くん!! どうかしたの?」
ち「えーと、たしか野球部のキャプテンでしたっけ」
万「とうとう野球部はドローン部に変わったの?」
卓「そんなわけあるか!! 今回はちょっとした手伝いを頼みたい」
ち「前回もちょっとした手伝いだった気がしますけどね」
愛「もしかして、手に持ってるドローンと関係ある?」
卓「ああ、機械製作部から借りてきた」
ち「なんで普通の高校なのにドローンなんてあるんでしょうね」
卓「三送会で流す映像を撮影してほしんだが、ドローンの操作を頼めないか?」
愛「なるほどね~。そういえば生徒会からも別な依頼が来てたよね」
ち「たしか来週から生徒会のヘルプですよね」
万「もちろん手伝うよ。久しぶりにちゃんとした依頼だね」
ち「まってください。先輩ドローンの操作なんてできるんですか?」
愛「私は出来ないわよ。しかも、今、女の子だし」
万「それ関係あるかなぁ……」
卓「小菊ってこういうの苦手だったか?」
万「苦手って程じゃないけど……」
ち「先輩細かい操作とか苦手ですよね」
愛「機械音痴のくせに……」
卓「ええっと、岸は居ないのか?」
愛「今日はサボり。たぶん、ゲーセン行ってる」
卓「……君に頼むしかないのか?」
ち「不安ですよね!! 私も自信はないです」
愛「あ、いいこと思いついた!!」
卓「うん……?」
愛「ああいや、何でもない。こっちの話」
卓「そうか。いちおう君に預けるが、絶対に壊さないでくれよ?」
ち「ハイガンバリマス」
卓「普通に練習試合みたいなことをしてるから、走ってる人とかを追いかけたり、余裕があったらボールを追いかけてくれ。けど、ドローンは壊すなよ!?」
ち「ワカリマシタ」
愛「プレッシャー掛けすぎでしょ。緊張しすぎてロボットみたいになってるよ」
グラウンドにて……
万「それで、さっき思いついた『いいこと』って?」
愛「ドローン飛ばすだけ飛ばして、サイコキネシスで操るっていうのはどう?」
ち「私もちょっと考えてましたし、名案ですけど……」
愛「え、よくない? ナイスアイデアだと思ったんだけど」
万「そうだね。それでいいと思うけど、小桜さんは何か引っかかるの?」
ち「先輩達って超能力使えば使う程、体温が下がっていくんですよね。その……体調が心配だなぁと思って。いや、余計なお世話かもしれないんですけど……!!」
万「あはは。少しぐらいなら大丈夫だよ。ドローンは軽いしね」
愛「そうそう。何かあったら、私もサポートするし」
ち「そ、そうですよね!! 分かりました、精一杯やってみます」
愛「うん、頑張ってね~!!」
万「あんまり複雑に動かされると、追いつかないからそれだけ気を付けて」
なんやかんやあって……
ワ―キャー
ドローンハヤスギル~!!
センパーイ!!
マッテマッテ~
卓「超能力研究会に頼んだのは失敗だったかもしれん……」
野球部員「ドローン壊したら、やっぱり弁償っすかね?」




