【超能力先輩とマッドサイエンティスト】
麻「おひさしぶりです、お2人とも」
万「びっくりしたぁ……。いつの間に来てたの?」
ち「え……薬先輩ですよね? 今日はどうしたんですか……」
麻「イチャイチャしている所すみませんが、依頼があってきました」
ち「イチャイチャはしてないです!!」
芽「私もいるぞ」
万「げ、サイコメーカー」
芽「フハハハ。ところで、前にここに遊びに来たあと私の研究室に大量の餅を送りつけたのはお前か?」
ち「あの余ってるやつあげたんですか!?」
芽「とても美味しかったので、それについては感謝する」
万「あ、それは良かったです……。いや、気まずいわ!!」
ち「それで、珍しい組み合わせですけど、何の用ですか?」
万「珍しいっていうか、碌でもない組み合わせだよね」
芽「わざわざロリっ娘2号に透明化装置を貸してまでここに来たのには、とても重要な理由がある!!」
麻「誰がロリっ娘2号ですか。ぶん殴りますよ先生!!」
芽「私たちの実験に協力してほしいんだ」
万「だと思った!! 今度はどんな危ないことをするんだ?」
ち「また先輩たちを殺すためのなんかをやるつもりですか?」
芽「いやだから、超能力者を殺すのはひとまず諦めたって。実験の内容は錬金術の一環だよ」
ち「錬金術……。漫画のやつですか?」
麻「まぁ、作るのは金じゃなくて石油だけどね」
万「石油!? 素人が実験に使っていい物じゃないよね!?」
芽「私は危険物取扱者の資格を持っているから大丈夫だ」(※大丈夫じゃありません)
ち「えっと、質問なんですけど、石油って作れるんですか?」
麻「水を熱して蒸気化させた状態でいくつかの薬品を正しく注入してから急速冷凍させると原油と同じ成分を作り出すことができるんだよ」
芽「温度調整やらは人力で出来ないから、私の発明品が必要になるわけだ」
万「毎回言ってるけど、超能力者より超能力だよね!? 俺たちが手を貸す必要あるの?」
芽「危険な実験だし、複雑な化学反応と試験的要素が多すぎて、体積計算が出来ない。だから壊れてもいい場所もしくは壊れない場所が必要なんだよ」
万「つまりは研究室を守れと?」
芽「そういうことになるな。あと、私たち一般人も守ってくれ」
ち「サイコメーカーと薬先輩を一般人とよんでいいんですかね……」
万「う~ん。サイコメーカーの依頼を引き受ける理由はないけれど……」チラッ
麻「そうですよね。幼女の頼みは断れませんよね」
万「そういう理由で見たわけじゃないよ!? 薬さんはこの学校の生徒だから依頼を引き受けようって思って見ただけだよ!!」
ち「先輩?」ジトー
万「マジで違うからね!!」
芽「おい、超能力者と一般幼女、痴話喧嘩はそのくらいにして私の研究室まで転移してくれ」
ち「一般幼女!?」
万「痴話喧嘩じゃないんだけどなぁ」
海發芽衣花の研究室にて……
芽「そこのワニの人形触るなよ。指が吹き飛ぶぞ」
ち「いや、危なッ!!」
麻「実際の装置はこれです。ここから原油が射出されて、この管を通って石油へと蒸留させます。最低限、ここだけ守れば被害は大きくならないと思います」
芽「まぁそもそも、特別製の強化ガラスで作ってあるから爆発することはないけどな」
万「フラグかな……?」
麻「では、実験を始めますね」
万「いや急だな!! えっとどこだっけ、コレ? コレ抑えておけばいいの!?」
芽「超能力者が慌てる姿は滑稽だな」
ち「フフ。普段は余裕綽々って感じの先輩がすごい狼狽えてる」
万「いや、小桜さん笑い事じゃないからね!! サイコメーカー、もう二度と手伝わないぞ!?」
麻「サイコメーカーって先生のあだ名ですか? 私もそういうの欲しいです」
ち「ロリっ娘2号でいいんじゃないですか?」
麻「うるさいですよ、ロリっ娘1号さん」
万「その話、今じゃなきゃダメかなぁ!? あ、ヤバい。すごい震えてる……。ミシミシ聞こえる!!」
※実験は無事に終わりました(笑)




