【超能力先輩と恋愛相談】
楓「あ、トイレにハンカチ忘れた!!」
ち「今日だけで4回目だよ!? また岸先輩にハンカチ没収されたいの?」
楓「あの人、一週間ぐらい返してくれないからなぁ……」
ち「ほら、岸先輩にバレる前に回収してきたら?」
楓「ちょっといってくる~」
ち(もうすぐ授業始まるし、教室戻ろ……)
ガラガラ
?「あ、ちよちゃん……。小菊先輩と仲いいよね?」
ち「えと、栄ちゃん、超能力研究会に依頼?」
栄「ううん。小菊先輩に伝言をお願いしたいの」
ち「……いいよ。どんな用事?」
栄「図書室で借りてる『ウチの褐色メイドは幼女で幼妻』っていうSF小説の返却期限日を過ぎてるから、早めに返してもらうように言ってほしいの。貸し出し予約が入ってるから」
ち(先輩は学校の図書室でなんてものを読んでるんだ……)
ち「わ、分かった。伝えておくね」
美「うい~」
女「美々子、体育なんでサボったん?」
美「いや、マラソンとか普通にだるかったし」
女「先生、めっちゃ怒ってたよ」
ち「栄ちゃん? どうしたの、大丈夫?」
栄「え、ううん何でもない!!」
ち「ほんとに? 兎原さんの方ずっと見てたけど、何かあるの?」
栄「何でもない……」
ち「……?」
栄「あ、あのさ。ちよちゃんの部活って恋愛相談もやってる?」
放課後、部室にて……
万「なるほど、事情は分かったけど、俺たち、恋愛相談には役に立たないと思うよ。洗脳でもしたいなら別だけど。相性診断なら、占い部の方が良いと思うし」
椛「そういうわけで、用は済んだな。さっさと帰れ」
ち「なんですか岸先輩。栄ちゃんのこと嫌いなんですか?」
栄「え、先輩とは今日が初対面ですよね……?」
椛「うるせぇな。眼鏡キャラが被ってんだよ!! なんだ丸眼鏡って、あざとすぎるだろ!!」
愛「被ってないよ。馬鹿なの? なんでゲーオタ陰キャと三つ編みおさげ薄幸丸眼鏡美少女との間でキャラ被り心配してるの? 頭悪いの?」
万「ボロクソに言うじゃん。まぁ、後輩に理不尽な理由で怒るのは感心しないけど……」
栄「美少女なんてそんな……。私より、兎原さんの方が綺麗ですよ!!」
愛「前にピアス開けた娘だっけ?」
万「ああ、あの目つきが鋭い子。前は、彼氏とどこかに行ったよって報告の手紙くれてたよね」
栄「あ、兎原さん、やっぱり彼氏が居るんですね」
万「そうらしいね。依頼箱に写真とか入れてくれてるよ」
椛「たまに来ては、愛からピアッサー借りたりメイク道具借りたりしてるしな」
ち「あ、でも最近は来なくなったかも。彼氏と忙しいのかな?」
栄「最近はずっと図書室に居ますよ。放課後、私の当番が終わるまで待っててくれるんです」
椛「なぁ、愛。コレって……」ヒソヒソ
愛「可能性はあるけど、断定はできないね」ヒソヒソ
ち「2人が仲いいイメージなかったから以外かも」
栄「兎原さんとは中学校が一緒なんです。その時も3年間同じクラスだったんですけど、話したことは無くて……。高校に入ってからは何度か話すようになりました!!」
万「同じ中学ってこともあるから、話しやすいのかもね」
コンコン
万「はい、開いてるよ~」
美「ここに大竹いるって聞いたんですけど……」
栄「あ、兎原さん!!」
美「大竹、なんで今日は図書室来ないの?」
栄「あ、えっと……その……」
万「ああ、俺が借りっぱなしの本があってね。その回収に来てくれたんだ」
美「あ、そうなんすか。あんまり、大竹に迷惑かけないでくださいよ?」
万「うんうん。ごめんね」
美「じゃあね小桜」
ち「うん、バイバイ」
栄「ちよちゃん、また明日!!」
ち「また明日~」
美『大竹、帰りファミレス行かない? 親帰ってこないんだよね』
栄『……彼氏さんは誘わなくていいの?』
美『いろいろあって別れた』
栄『あ、そうなんだ……。じゃ、じゃあ、私が家に行って作ってあげようか?』
美『マジ!? 大竹の手料理とか超楽しみなんだけど……!!』
ち「先輩、聞き耳立てるのは良くないですよ?」
万「そうは言いつつ、ばっちり聞いてるじゃん」




