【超能力先輩と知恵の輪】
ち「……」カチャカチャ
楓「……みてこれ。もう少しで外れそうじゃない?」カチャカチャ
ち「あ、ホントだ。こっちはまだ全然だよ~」カチャカチャ
椛「なぁ、ずっとうるさいんだけど、何してんだ?」
万「2人とも隠れてやってるから、あえて触れなかったんだけど、なにやってるの?」
楓「知恵の輪です」
万「知恵の輪? あのよくわかんないパズル? 楽しいの?」
ち「ひさしぶりにやると、めちゃくちゃ面白いですよ」
椛「そういえば、湯川も遊んでたな。今1年生の間で流行ってるのか?」
ち「さぁ? でもこれは湯川君に貸してもらいました」
万「でも、ただの知恵の輪なら、隠れて遊ぶ必要なくない?」
椛「そうだぞ。いまさら、ただの知恵の輪でコイツが怒ると思うか?」
楓「知恵の輪で遊んでる部員を怒らないのは問題だと思いますけどね……!?」
ち「隠れて遊んでたのは、先輩たちに解かれないためですよ」
椛「おいおい、俺たちが後輩から知恵の輪取るような奴だと思われてたのか!?」
楓「知恵の輪を取るっていうか、超能力で簡単に解いちゃいそうで」
万「うーん。たしかに俺たちならやりかねないよね」
椛「それは否定できない……」
ち「先輩のことだから、『小桜さん、知恵の輪解けないの? 俺がやってあげようか』とか言いそうですよね。で、サイコキネシスで知恵の輪ぶっ壊すまでがお約束みたいな」
楓「椛先輩も、『その知恵の輪可愛いな。少し遊ばせてくれよ』って言いだして、そこから2週間ぐらい知恵の輪集め始めて、全部葵先輩に没収される感じします」
万「なにその的確なツッコミ。マジでありそう」
椛「すげぇ馬鹿にされてるのに一つも否定できねぇ」
椛「でもよ、少し不思議なのは、俺が遊んでると必ず富士見が来て怒るけど、お前たちが遊んでたりしても富士見が来ることはないよな」
ち「私たちはおかし食べてたりすると来ますよ」
楓「この前も部室でマドレーヌ食べたら、部活中におかし食べるなって怒られましたし」
万「……それいつの話!? 俺、居ないよね!?」
ち「あ、水山先生からもらったものを3人で食べちゃったんですよ」
椛「ちゃっかり富士見も食ってんじゃねぇか」
楓「コレ、バラしちゃまずい話じゃなかった!?」
万「知恵の輪だけに?」
ち「……?」
楓「……?」
椛「……?」
万「そのキョトン顔やめて!! 恥ずかしいから!!」
椛「秘密を『バラす』と知恵の輪を分解する『バラす』を掛けたのか?」
万「その通りだけど!! ギャグの解説はもっと恥ずかしいからやめて!?」
ち「あんまりおもしろくないですね。15点」
楓「ちょっとわかりにくいです。13点」
椛「めちゃくちゃ酷評じゃねぇか。まぁ、面白くはなかったけれども……」
万「そんなに言わなくて良くない!? もう二度と言わないから~!!」




