表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

203/850

【超能力先輩と『大好きです!!』】

万「……」

ち「……」


ち(あれから3日……。ずっと気まずい……)

ち(岸先輩と鏡柳先輩はサイコメーカーの後始末で忙しそうだし、楓も三送会に向けて特別な劇をやるから来てくれないし……)


万「…………」


ち(先輩、3日前と同じ本の同じページをずっと開いてるしなぁ)


万「あ、あー。喉渇いたなー」

ち「そ、そうですねー」


ち(と言いつつ、どっちも動かない。だって、なんか勢いに任せて告白みたいなのしちゃったし!!)

ち(アレは何!? 付き合ってるっていう認識でいいの? そういう意味でいいの?)


ち(でも、そういう雰囲気じゃなかったしなぁ……。マジで勢いに任せて言っちゃったって感じだし)


ち「はぁ……」


万「…………」


万「あ、あのさ!!」

ち「はい!?」ビクゥ


万「この前のことなんだけど」

ち「は、はい……」

万「正直、気まずいよね……」


ち「そ、そうですね」

万「うん」

ち(え、それだけ!? 他になんかないの!?)


ち「えーと、それだけですか?」

万「ん? それだけって?」

ち「あ、いや、気まずいのを何とかしようって話じゃないのかなぁ? みたいな?」

万「あ、まぁそうだよね。うん……。うん……?」


ち(多分、今ここで、もう一度告白をすれば、この人はOKしてくれるだろう)

ち(でもそれは『妹みたいに可愛い後輩』としての好きだ。私の好きな先輩は、優しいけどセクハラが多くて、()()()を世界で一番想ってくれる人であってほしい)


ち「先輩、あの時のアレは告白なんかじゃないですよ」

万「あ、え、へー? うん?」

ち「大丈夫です。私はずっと待ってますから」


万「あー。アハハ、敵わないなぁ。分かった。俺らしく、最高にロマンチックな舞台を用意してあげるから、もう少しだけ待ってて」

ち「超能力者(バケモノ)の恋人なんて、十分ロマンチックな気がしますけどね」


万「でも、()()()()()はそれだけじゃ物足りないでしょ?」

ち「アハハ。なんですか、それ。馬鹿にしてるんですか?」

万「そんなわけないじゃん。俺は王子様だよ?」


ち「ずっと前から思ってたんですけど、それなんなんですか? 楓から何か聞きました?」

万「いやいや。小桜さんが小学生の時に書いた将来なりたい職業が、ディズ〇ープリンセスだっていう話なんて聞いてないよ」

ち「え、楓、バラしたんですか!?」

万「雲の上で結婚式を挙げたいっていう話も知らないし」


ち「それも知ってるんですか!? え、じゃあ、ちょっと待ってください、アレは知らないですよね?」


万「アレって何のことかなぁ?」

ち「どっちだろう。知っててとぼけてるのかカマかけてるのか」


万「有名な占い師に、将来の旦那さんは優しくて……

ち「わぁああああ!! やめてください。言わないでください!!」


万「アハハハハ!!」

ち「もう絶対許さない!! 楓のこと殴る!! 先輩も!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ