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第25話 ここ試験に出ますんで、本当なんで。 ……ねえ聞いてる? メモとって? お前ら舐めてる?

 隕石衝突まであと10秒。


「ちょっと待ったあああああ!!!」


 早い! 流石に早い! 39分と50秒どこ行った!?


「あっついわね」


 お姉さんが暑さに負けて上着を脱ぐ。

 おいおいおい、最高かよ! 隕石良いぞもっとやれ。


「……何見てんの?」


 おっと、危ない危ない。

 危うく相思相愛ルートから外れるところだった。

 都合により、あと10秒ほどしかないが。 大丈夫だ1秒もあれば事は成せる。


「お姉さん、俺の世界ではこうゆう死ぬ最期はやるお決まりがあるんです」

「なに」

「二人は抱き合って幸せなキ」

「遠慮しておきます」

「……」

「……」

「ほら、隕石当たりますよ」


 待てって、せめてその脱いだ上着を抱き合って焼かれた……あ、やべ隕石が頭に当たった。


 あたたたたたたたたたたたたたたたた。


 あばばばばばばばばばば。


 ちょっと空気読んでほしいわ隕石。

 せめて俺が「この星を救う!」ってコメントが台本にあったはずなんだけど。

「ちょっとお邪魔しますね」って感じで俺の頭にぶつかって来たわ。

 ほんとだよ! 空気読めよ! お姉さんと良い感じだったのに!


 はあ、仕方ねえな。 今回だけだぞ? 次はちゃんと隕石してね?


 あー、ぶつかってしまったものはしょうがない。

 説明致しましょう。

 隕石にまず衝突したのは私の頭部でした。

 すんごい重さでした、首の骨折れるかと思った。


 そのままの勢いのまま、隕石に頭突きする姿勢のまま(横向き)大地を削っていきます。

 ええ、もうそれは絶好調に、これいつ止まるんだろうと。

 結論。 止まんなかった。


 えー今現在海の上を滑っています、隕石と。

 図らずも隕石と海上デートしてます。 隕石ちゃん押しが強いよね。


 あ、なんかクラーケンっぽいの轢いちゃった、ごめんね。

 そう言えば海に出る前にドラゴンっぽいの轢いちゃったけど大丈夫大丈夫、この星の危機に比べりゃ軽いから。


 いやー、いつ止まるんだろ。 意外と行けたわ。

 隕石に当たっても死なないとか勇者やべーわ。


 人間って素晴らしい可能性秘めてるよね。

 だからみんなも頑張れよ、人間頑張れば隕石止めれるから。


 え? いつ止まるんだって? いつ止まるんだろうね。

 君さ、人に聞く前に先ずは自分で考えるって事したほうがいいよ、人として常識だから。


 きっと君が考えている通りになるよ、だからもうちょっと待ってね。


 と・ま・れ・や。


 両足をガッと開き海との抵抗力を最大に。

 おおおおおおお、足ブルブルする。 すげえ、大人のオモチャみたいだ。

 うほ、股間までブルブルしてきた。 あ、漏れる。

 急に良い感じの微振動によって俺の膀胱くんが「もう駄目っす!」って言ってる。

 もうちょっと頑張ろうか、膀胱くんの即落ち度合いが酷い。

 でもよくよく考えたら、ここ海だしバレないか。

 いやなーでも一応俺大人だし漏らしちゃうのはなー。

 我慢出来るかな、人間極限まで我慢すると気絶しちゃうって言うし。

 今気絶すると星滅亡するよな、うーん漏れる。

 あ、魔力とかで操作できるんじゃない?

 天才かよ! 小堀保三郎かよ!

 小堀さんならどうするんだろう、多分だけど漏らすな。


 天才でも漏らすんだ、俺が漏らしたとこで大差ないだろ。

 うーん、でも俺勇者だった、勇者ってお漏らしするんだろうか。

 どっかの如何わしいショタ系勇者だとお姉さんに優しくされて。

「お、おしっこ漏れちゃう」とか言って違うの出しちゃうのあるけど、俺24歳だしな。

 いや、尊いわ。 大好きです。 って友達が言ってた。


 ふんっ!


 お、魔力によって俺の膀胱くんが「駄目かと思ったけどなんとか行けそうっす!」って言ってるわ。

 でかした、魔力万能かよ! ……あ。


 待って、ちょっと待って?


 肛門くんが挨拶に来たわ「そろそろ冒険に出たいです!」って、まあ焦んなってまだお前の出番早いから。

 あ、あ、ちょっと休憩。 ふーふー待ってね魔力でこっちも止めないと。


 ブルブルブルブルブル。


 あ、やばい。 予想以上にやばい。

 肛門くんが「将来Sランクハンターになってモテモテになるんだ!」って言ってる。

 肛門くん今のままだとモテモテじゃなくてドバドバになるから、君の冒険はちょっと早いかなー。

 あ、お、ちょっと待って収まった?


 うん、良い感じに波が収まった。

 おい魔力最高だな。 これが魔力なのか知らんが。


 ふぅー。


 助かったぜ。


 ……。


 ……あ。


 第二波きた。


 油断してた所から来た。

 なんか肛門くんが「新しい仲間連れて来ちゃいました!」って言って膀胱くん連れて来やがった。

 おいおい、それどこの最恐パーティーだよ。

 出会っちゃいけない二人出会っちゃったよ。

 二人して「俺たちの冒険はこれからだ!」って、だから焦んなってお前ら出なくても最強だから。

 あと隣から「俺なんかやっちゃいました?」って汗腺くんがひょっこり出て来たが、お前は何もしてないよ、どんどん出してくれ。

 そのまま膀胱くんのやる気スイッチを消し去ってくれ。

 なんか色々頑張れ俺。



 どれくらいだろう。


 すんごい頑張った。


 こんな思いするなら隕石止めなきゃよかったって思えるほど頑張った。


 止まった、そう隕石がな。

 最終的には海を越えて陸で止まってくれたので一安心だ。


 一安心だね、えっとね。

 安心できないことがあるんですねー。


 でも陸に上がったからそこら辺の草叢でことを成せる。


「あら、あんた生きてたのね」


 ……。


 ………オネーサン何故ここにいる。


「なぜ」

「なぜって貴方が戻って来たのよ」


 ふーん、そうゆうこと。


 ……どうゆうこと?


「一周して来たんじゃない」


 へー、ファンタジー。


 さすがファンタジー、容赦がない。

 だがしかし、問題はない。 お花を摘みに行くだけだ。


「ちょっと向こうの草叢に用事が」

「あーヤマガターただいまー!!」


 悪魔が降臨。

 どっから出て来た。


 俺は周りを見渡した。

 すると、隕石の一部が横にスライドして幼女が出て来た。


 俺は思った。





「これ宇宙船だったの!?」



 俺の肛門が崩壊するまで後5秒。

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