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第26話 空が青い理由と、宇宙船はどっから持って来たか。 それは親切な宇宙人から貰いました。

 肛門崩壊まであと30秒。


「お? お、おおお!! おお、お」

「ヤマガタ何してんの?」

「……魔力を封印している」

「へー、ヤマガタもう一回高い高いして!」

「お嬢ちゃん、見てわからない? ヤマガタはね、今世紀最大に頑張ってるんだ」

「ふーん、そうなんだ。 じゃあ高い高いして!」

「あ、あ! やめろ! それ抱きつこうとしてるだろ! あ、ああ! あ、あ……」


 肛門崩壊まであと1秒。


 そんな。


 ……そんな、馬鹿な。


 ……。


 …………クソッ!


 ………………クソッ! クソオ!


 俺はここまでなのか!


 そんな、ここまで頑張って来たのに! ここで俺は終わりなのか!


 終わり。


 ……いや。


 こんなところで!


 こんなところで終われるわけがねーだろおおおお!!


 動け! 動け! 動けええええ!!!


 俺の括約筋はこんなもんじゃないだろ!


 動けってんだよおおお!!!!


(そうだ、お前の真の力はそんなもんじゃ無いはずだ!)


(今こそ真の力を解放するんだ!)


 あ"あ"! 解放しちゃダメだろおお!!


 耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ!!!!


 肛門崩壊まであと20秒。


「はあ、はあ、はあ、はあ……すう………ふんっ!」

「ヤマガタ凄い! 椅子に座ってるかの様なポーズだ!」


 もう、俺はここから一歩でも動いたら終わるだろう。

 感覚でわかる、この奥底で眠る本能が知らせる警告。


 覚醒する五感、括約する筋肉。


 無駄の無い、完成されたフォーム。

 本能に従い、全てを削ぎ落とした美の極致。


 そう、ヤマガタのポーズは美しかった。


 座りたくなるほどに。


「えい! へへ! ヤマガタ椅子さんだー!」

「う……」




 美の終焉が聞こえる。


 ブリブリと音を立てて崩れていく奇跡のフォームが。


 まるで世界がそれを望んでいたかの如く。


 ヤマガタは。


「ふふふふううううううんんん!!!」


 飛んだ。


 自己の威信にかけて。

 最後の力を振り絞って飛んだ。


 空がなんで青いのか。


 それは。


 大気中には通常小さな微粒子が浮遊しており、微粒子によって光が散乱されますが、そのとき波長の短い光が より強く散乱されて向きが変化。 したがって太陽からの光のうち、波長の短い青い光が散乱されてそれが目に入って来るとき青く写ります。 これが空が青い理由です。


「あ、虹さんだ!」


 虹が架かるのは知らん。



 ヤマガタ24歳。


 何しに異世界に来たのか最早よく分からない。

 ただ勇者は、最後の一線を守りきった。


 後、空が青いのは明確な科学の立証があるため、気障ったらしくポエムにして例える奴は死滅していいと思う。

 本気で。


 赤ちゃんがコウノトリに乗って飛来してくるって説明してる親御さんくらい死滅していい。

 普通にセックスしたから生まれるんだよ!

 でもな、それを幼児に説明すると性的虐待に当たり最低でも3年から4年の懲役に処されて警察のご厄介になるからコウノトリで通してんだよ!


 なんだよコウノトリ万能か!?

 コウノトリ死滅していいぞ。


 要は凄い飛んだ。


 後ろに。


 後の解説はご想像にお任せします。


 はいはいはい、分かるよ?

 言いたいこと、でもねちょっと視点を変えて考えてみようか?


 宇宙に比べたら人間なんてちっぽけな存在なんですよ。

 分かりますか? 世界、感じてみて下さい。

 そんなちっぽけな人間が地球って惑星に70億人ほどいて、70億分の1の確率で野糞をしている人が居たとしてそれが何か問題でも?


 もっと大きな問題に対して議論を交わすべきでは?

 一人のおっさんの糞尿に関してノーベル賞取れるんですか?

 相対性理論と量子力学に則してブラックホールがおっさんの肛門から発生すると学会に発表されたなら一考の余地もありますが、まあないでしょうね。


 もし君が忠犬ハチ公前で野糞をしていた人を見たとしたらこう考えてください。


【人間ってちっぽけだな】って。


 それくらいどうでも良いのだよ。

 俺の野糞程度軽く流しましょう。


 はい! 終了!

 この話終了!!


 そろそろ着陸するしいいだろう。


 現実世界でも飛行機乗って、こっちでも空飛んで。 空に愛され体質だな。


 よし、着陸完了!


 ちょうど戻ってこれたし、タイミングいいな、フライト時間3分ですか。 お手軽だね!


 いやーしっかしこれ隕石じゃなくて宇宙船でしたか。


 ふーん、なるほどね。


 ほうほう。


「いやー、これが宇宙船だとはな」

「糞尿を撒き散らして世界一周して来た感想がそれ?」


 お姉さんのコメントはよく分かりませんね。


「お姉さん、隕石じゃなかったですね」

「おい、無視すんな」


 まあ、前回私のうんこ見て帰りましたからね。 もしかしてサンプルが欲しかったのかな? 散布しただけに。


「隕石の破片を持ち帰れず、申し訳ない」

「うんこの比喩表現をこんなにカッコ良く表現した人間初めて見たわ」

「あ、俺の尻に隕石の破片が、いやこれはレゴリスかな?」

「要らないから、百歩譲ってもうんこに変わりないから」


「ねえねえヤマガター!」


 あー、幼女は気にしてない。

 ピュアって最強ですね。


 どうしました? こちら管制室は若干の混乱に対応中です。

 要件は短くまとめてご報告お願いします。


「宇宙人連れて来た!」


 ………。


 ……………まじで?


 混乱中に混乱って効くんだっけ?

 流石の俺でもキャパ超えて来ますよ?



「ほう、ココがヘレナちゃんの星なのか」

「そうなんです! 凄い?」

「おお、凄いぞ! 凄いなーヘレナちゃん」

「えへへ」


 あの船内から普通に会話が聞こえれるんですけど。

 宇宙人フランクだな。


 あいつ無敵かよ。


「ほら! 外に出てみて!」

「お、おお! 凄い! 地球とほとんど一緒じゃないか!」


 ……。


 ……待って待って。


 地球って単語聞こえたんですけど。

 待って、宇宙人の可能性が限りなく消え去ったな。


 地球人だな。


 後おっさんだな。


 この星って何、え? 物理距離で到達可能な位置に地球があるんですか?

 それってJ●XAが100Mくらい助走つけてこっちに走り幅跳びするくらいの大発見じゃね?


「そうです! ココはエモリーシス王国! そして私たちはこの惑星を金星と呼んでます!」


 …………は?


 ………………………ちょっと待てえええええええ!!!!?????



「ほら早くしてください! ……えっと、名前なんでしたっけ?」

「ん? 市川だよヘレナちゃん。 市川弘だ」



 ………か。



 ……………かか、か。



 ……………………課長じゃねええええかああああああ!!!!!





ねえうんこ漏らすってどんな気持ち? ねえどんな気持ち?

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