第69話 ヒーローさま無双!(8)(改修版)
だから私の危険の知らせを聞き──私が空手の回し蹴りを食らわして、『飛んで~♪ 飛んで~♬』の御姿になったヤンキーの兄ちゃんさまの悲惨な御姿を見て、ユイお姉さまも唖然……。
そして間が空けば、《《あの時》》ユイお姉さまも『ニヤリ』と微笑みながら。
「あんたもやるわね~」と。
私に告げてくれました。
しかし私は、《《あの日》》もう少しで、自分の貞操を失う危機に陥り、初めて他人の前で乙女になり『ワンワン』と泣いて、命乞いまでした……、
まあ、情けない立場の者でしたから、私はユイお姉さまに褒め称えてもらいましたが。
直ぐに自分の首を振りながら。
「そんなことはないです」と。
私は悲しく、切ない顔で下を向きつつ、《《あの日》》言葉を返したような記憶があります。
◇◇◇
私が《《あの日》》……。超変態・悪者・ヤンキーの兄ちゃんさまの最後のひとりを優艶な下着姿ですが、私が羞恥心を克服して回し蹴りで無事仕留めましたが。
それでも私は初めて他人の目の前で泣き、許しを乞い、命乞いまでした事実は消えませんから。
私は自分の弱さに反省……。自戒をしていれば……。
《《あの日》》、ユイお姉さまは私からヤンキーの兄ちゃんさま達へと視線を変え……。
その後は裸体や下着姿でいる私や他の娘達に。
「あんた達、野次馬が集まってきたから泣くのもいいけれど。早く制服を着な……」と気を遣ってくれると。
「……そこで、こちらを見ているおじさんや~、お兄さん~、お姉さん達~! 誰でもいいから警察を呼んでくれる~? こいつら~、この娘達を白昼から堂々と強姦しようとした阿保な変態だから~! 誰でもいいから~、中央署に電話を入れてくれる~?」




