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うかつぼう弁慶  ーかの有名な方と同名で、恥じぬよう日々励んでおりますー  作者: 雲母あお


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えんじん

「若、お呼びですか?」

「弁慶、“えんじん”を組んでくれ。」

「“えんじん”ですか?」

「そうだ!」

「かしこまりました!!」


弁慶は、部屋を出ていってしまった。

「弁慶……?」



次の日・・・

「若!おはようございます!“えんじん”組みました!」



弁慶は一夜にして“えんじん”を組み上げた!?



「え?どこで?誰と?」

「一人で組みました。」


「“えんじん”は、一人では組めないと思うのだが?」

「左様ですか?」


「ああ、だから弁慶と組もうと思ったのだ。」

「そうでしたか。気づかず申し訳ございません。」

「いや、いい。」


「いえ!それでしたら、若に選んでいただきましょう!」

「え?何を?」


「よろしいですか?今から弁慶が候補を挙げますのでお選びください。」

「候補?」


若の様子を全然無視して、弁慶はどんどん話を進めていく。


「それでは、いざ!手押し車・人力車・馬車・荷車・・・」

何やら乗り物の名称を言い出した。


何を言っているのだ弁慶?

一体何をするつもりなのだ?


「若!どの車に乗せますか?」

そして、手押し車、人力車、馬車、荷車、などなどを、どんどん庭に運んでくる。


おいおいどうなっているのだ弁慶?

どうやって、なにをするつもりだ。


若は、もはやもう理解ができない。


「弁慶の気に入ったやつに乗せてみろ!」

やけっぱちで言ってみる。


「かしこまりました!」


「え!?」


なにをする気だ?どうする気だ?なにができ上がるんだ?

地域の剣術大会にでるから、その気合いを入れるため、円陣を組もうと言ったのが、なにがどうしてこうなった?



でも……

「なにを作る気なんだ。」

心の中で楽しみにする若だった。



弁慶まさかのハイスペか!?




お読みいただきありがとうございました。

次回は6月26日です。

お楽しみに!

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