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うかつぼう弁慶  ーかの有名な方と同名で、恥じぬよう日々励んでおりますー  作者: 雲母あお


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25/25

パン

「若!お呼びですか?」

「明日の朝はパンで頼む。」

「パン!ですか?」

「そうだ!パンだ!」



「おやすみなさい、若。明日はパン!ですね。」

「そうだ!おやすみ、弁慶。」



チチチッ


小鳥の鳴き声で目が覚めた。

最近ずっとご飯だったから、今日はパンが食べられる。

嬉しそうな若。

すると、


パァン パン パン パンッ!!

いろんな「パン」の音が、若の部屋の前で鳴り出した!?


「な、何事だ!?」


慌ててドアを開けると、そこには鍋の蓋だのなんだのを持ち、それらを打ち鳴らす弁慶の姿が…!?


「おはよう、弁慶。なにをしているのだ?」


「おはようございます!若!パン!です!」

「え?パン?」


「はい!朝、このような音で目覚めたいとおっしゃった若のために、パンといい音のするものを徹夜でお探ししました!!いかがでしたか?」


にこにこ『褒めて』という顔をする弁慶。


「…う…うむ。よくやった。明日は、食べるパンを頼む…」



「はい!若!かしこまりました!!」



「…弁慶、俺はもう少し寝る…」

「かしこまりました!朝ごはんができた頃、おこしに参ります!では!」


ガチャガチャ音を立てながら、台所の方へ去っていった。


…寝るか。

布団に潜り込む若。



パァン!!!!

「若!朝ごはんの時間です!」

「うわぁ!」


二度寝した若に、『悪夢パート2』が待っていた…



そう!それが「うかつぼう弁慶」




()()からって言った若がいけなかったのか??

お読みいただきありがとうございました。

次回は5月26日です。

お楽しみに!

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