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寝ているだけで代理人が世界征服してしまった話  作者: ルリア
第5章 日記編
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2050年2月

2050年2月2日 水曜日 雨


指が凍りそうに冷たい雨だ。

今日、分類学を学んだけれども、リンネまでの1500年間、一つの進歩も改善もなかったように、僕らに時間学というものがあったとしたら、今に至る数千年間、同じように一つの進歩もないように思える。過去と現在と未来、または別の時間軸や時空といった考え方は、間違ってはないようにみえるだけで、見当違いなんだろう。それこそ、日本古来の植物名が葉の形がおなじだけで、なんとかアオイと呼び習わしてきたような、その程度の知識しか、僕らは時間を理解していない。


2050年2月20日 日曜日 晴れ


晴れても寒い日だ。

君は僕へみせる未来からすれば、現実は再現された世界だ。どう理解するべきなのだろうか?僕らの現実は遅れてやっくるのだろうか?神話の時代や近代になっても未開地の世界では、夢は将来に関係する関係性の示唆であったり、誰かの願いだったりするらしいが、君のみせる世界は別次元だ。


2050年2月28日 月曜日 小雪


今学年も来月で終わりだ。

僕も一つ、年齢を更新する。

森林区で出会った君は、結局、何者なのかわからないまま、僕に不可思議な世界を体験させるだけで終わるのかな。人ナビの未来予測とは別次元の未来予知をみせられた僕はこれから何を信じていけばいいのだろうか。

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