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wW-65 Astonishment

もし、

ここから…

――■■■■■■

首筋に、

氷のうを当てる。


Dovira【きゃう!!】


大地

「Doviraごめん。でも、冷やさないと」

「真彩、少し横になったほうがいい」


そう言いい、

そっと立たせる。


真彩

「ねえ、ここ医務室じゃないでしょう」


大地

「ん?」


そっと、

小さなベッドへ寝かせた。


真彩

「ん?じゃない」

《とぼけたよ》


大地

「嫌だった?」

《そんな顔するなよ》


真彩

「いや…そんなことない」


大地

「首、氷当てるよ」


真彩

「うん」


氷のうが触れる。


Dovira【ひゃい!】


顔が、

近くなる。


大地

「近いな」


真彩

「うん」


見つめ合う。

そっと、

髪を撫でる。


ビビイー ビビイー ビビイー


真彩

「何!?えっ!何!?怖いんだけど!!」


[緊急警報。緊急警報。]

[全職員へ通達します。]


[各員、現在位置にて待機。]

[現在、外部ネットワークより緊急情報を受信。]

[詳細確認中。続報を待機してください。]


大地は、

険しい表情になる。


Ratio【司令官から通達。】


大地

「続けて」


【関東上空にて未確認落下事象を確認。】

【SNS上に関連映像多数。】

【チャーリー中佐は情報解析を実施されたし。】


大地

「めんどくせー」

《って言ってる場合じゃないか…》


UIを展開。


大地

「Ratio情報分析頼めるか?」


Ratio【了解。情報分析を実行します。】


黙って、

見ていた真彩。


真彩

「事件?」


大地

「うん」

「……大使館?」


真彩

「大使館って国の大使館だよね?」


大地

「そう」


真彩は、

起き上がる。


大地

「駄目、寝てなさい」


真彩

「起きちゃったもん」

《落ち着かないし》


大地

「ここから動けないんだし、寝てなさい」


大地に、

寝かされる。


大地

「邪魔しないの」


真彩

「う…」


Ratio【SNSにて多数の動画・画像が見つかりました。】


大地

「ありがとう」


サイトの情報を開く。


大地

「うー…ん」


真彩

「どうしたの?」


大地

「夜か…」


Ratio【画像元は20時台に集中しています。】


大地

「遠いな…」


Ratio【軍服を着た人物に関する投稿を多数検出。】

【…。】

【出現地点を特定しました。】

【座標35.6595° N, 139.7005° E。】

【渋谷スクランブル交差点です。】


大地

「スクランブル交差点?何の関連があるんだ?」

「まあいいや」


大地は、

投稿を開く。


大地

《……》


険しい、

視線で画像を見つめる。


視線で、

次々と投稿を開く。

コメント欄を読む。


大地

「軍服…落雷の様な音…」

「空が光った」

「隕石にしては…同時に落ちるのは…」

《ありえないよな…》


顎に、

手を添え。

首を傾げる。


真彩

《カッコイイ…》


Dovira【ですよね…。】


真彩

《Dovira。ダダ漏れになるからやめろ》


Dovira【えー…そんなぁ…。】


大地

「Ratio画像の解析を頼む」


Ratio【了解。】


大地

「世界各国。なのに渋谷」

「男はその場で消えた…」

《……》

「しかも、なぜか、大使館…」


真彩

「政府に苛立ってたとか?」


真彩に、

視線を向けた。


沈黙。


真彩

「ん?」


大地

「いや…」


正面へ、

向き直した。


真彩

「軍服って…自衛隊?」


Dovira【自衛隊は日本ですよ。】


真彩

「悪かったな!言い方ミスった」

《真面目モードだ…そっとしておこう》

《ドヴィラも仕事してよ。私も情報見たい》


Dovira【了解。情報収集開始。】

【マヤ。面白いの見つけたよ。】

【見る?】


真彩

「何?見る」


Dovira【動画だよ。再生するね。】


[あのおっさん、やばくね!]

[道路の真ん中でボーとしてんだけど]

[怖くね?]

[轢かれないの地味に神だろ]


真彩

「何これ…」


[みなさーん、今から突撃したいと思いまーす!]

[なあ…あれ軍服じゃね?]

[やばくね?]

笑う声。

[じゃーん、兵隊さんでーす!!]

[おじさん、何してるんすか?]


真彩

《ん?》

「え…えええ!?」

「ドヴィラ動画ストップ」


大地

「何?どうしたの」


真彩

「いや…」


大地

「何?」


真彩

「ドヴィラ、大地に動画共有出来る?」


Dovira【出来るよ。転送します。】

Ratio【Doviraから動画を受信しました。】


大地

「ん。ありがとう」


大地も、

動画を再生する。


大地

「は?」

「……」

「いや、待て…」


再生を止める。


二人は

黙り込む。


深く、

悩み、

頭を抱えた。


真彩

「どういうこと?」


大地

「どう考えたって、あり得ないだろう」


真彩

「じゃあ、この男は…」


大地

「ラファルサじゃない」


真彩

「わけわかんない…」


先を、

再生した。


男は、

夜空を見上げる。


[空?]

[何?]

[指差したぞ]


撮影者はカメラを夜空を映す。


――バンッ

画面が揺れる。

激しい音割れ。


[ビックリしたぁ!!]


カメラは男を映す。

点滅するように景色が鮮明に写った。


Dovira【あれ?少佐ですか?】


[うわっ!スゲー!!]

[おじさん、魔法使い?]


ゴー…

地響きの様な音が聞こえる。

その次の瞬間、男の姿が消えた。


[あれ?居ない]

[そうだ!動画!!]


動画は、

ここで終わった。


二人は、

無言で考え込んだ。


大地は、

立ち上がった。


大地

「司令官に報告してくる」

「ここから動かないでね」


真彩

「わかった」


Next time

――The person in question is here

もし、

その背中を…

――■■■■■■

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